統(tǒng)計(jì)によると、中國では映畫約50作品が今月、封切られる。ここ數(shù)年低迷していた元旦映畫の活気に再び火がつき、盛り上がりを見せることを意味している。ジャンルやテーマを見ると、今年の元旦映畫はバラエティーに富み、映畫史上のほぼ全てのジャンルをカバー。さまざまな年齢層、好みの映畫ファンを満足させることのできるラインナップとなっている。北京日?qǐng)?bào)が報(bào)じた。

「救援」テーマのアクション映畫

「稼ぎ頭」であるジャンルのアクション映畫を見ると、元旦映畫として大作2作品が公開される。一つは12月18日に公開される「緊急救援（The Rescue）」で、もう一つは12月24日に公開される「拆弾専家2 (SHOCK WAVE ショック ウェイブ 爆弾処理班 2)」だ?！妇o急救援」は元々、今年の春節(jié)（舊正月）映畫として公開される予定だったものの、新型コロナウイルスの影響で延期となり、しばらく前に來年の春節(jié)映畫として公開されると発表された。しかし、結(jié)局、今年末に前倒しで公開されることが決まった。中國初の海上救援をテーマした映畫で、林超賢（ダンテ?ラム）監(jiān)督の作品としては最高規(guī)格で、製作費(fèi)も最高の大作となっている。大型貨物船による火災(zāi)事故で脫出不可能になった船員らを救援隊(duì)が立ち向かい救助する様子や水難事故、航空事故での救援など、ハラハラドキドキのシーンが展開される。主役は引き続き俳優(yōu)の彭于晏（エディ?ポン）が演じ、情義ある「中國のスーパーヒーロー」を描き出す。

「SHOCK WAVE ショック ウェイブ 爆弾処理班 2」も、同じく「巨匠+名役者」のスタイルを採用。パート1と比べると、さらにレベルアップしており、俳優(yōu)の劉徳華（アンディ?ラウ）が演じる爆弾処理専門家が爆弾を処理するだけでなく、容疑者に疑われるというピンチに直面する。新キャストとして劉青雲(yún)（ラウ?チンワン）や倪■（■は女へんに尼、ニー?ニー）らが加わり、見どころ満載の仕上がりとなっている。

コメディ映畫対決を制してダークホースになるのはどの作品？

今年は元旦映畫として、ロー?ミドルコストのコメディ映畫、歴史映畫もたくさん公開される。12月11日に公開される「沐浴之王（Bath Buddy）」と翌日の12日に公開される「日不落酒店（Overall Planning）」は、コメディ映畫の直接対決となる。前者は、易小星（イ?シャオシン）監(jiān)督がメガホンを取り、彭昱暢（ポン?ユーチャン）、喬杉（チャオ?シャン）が主演を務(wù)めるほか、ファンタジーコメディ作品「萬萬沒想到」に出演した白客（バイ?クー）が再び易小星監(jiān)督とタッグを組む。後者のキャスティングは、劇団「開心麻花」のメンバーからなる。この「お風(fēng)呂」VS「ホテル」のバトルをどちらが制すかは、どちらが多くの笑いを取れるかにかかっている。

また、2020年最後の日である今月31日に封切られるコメディ映畫「溫暖的抱抱（WARM HUG）」も野心に満ちているといえる。同作品では常遠(yuǎn)（チャン?ユエン）監(jiān)督が自ら主役を演じ、沈騰（シェン?タン）、喬杉、馬麗（マー?リー）、艾倫（アイ?ルン）、田雨（ティエン?ユイ）、王智（ワン?ジー）、李沁（リ?チン）などが出演。強(qiáng)迫性障害の主人公をめぐる爆笑ストーリーが展開される。その他、李玉（リー?ユー）監(jiān)督のモデル転換作品となった文蕓映畫「陽光劫匪（TIGER ROBBERS）」も同日に封切られる。馬麗や宋佳（ソン?ジア）が主演を務(wù)める冒険コメディだ。

洋畫「ワンダーウーマン」や「崖の上のポニョ」も公開

例年ならば、ハリウッド映畫が毎週のように中國で封切られてきた。しかし、今年は新型コロナウイルスの影響で、ハリウッド映畫などの洋畫が激減。それでも、元旦映畫として、「ワンダーウーマン 1984」や「ソウルフル?ワールド」、「映畫ドラえもん のび太の新恐竜」、「崖の上のポニョ」などが封切られる。

今年第一作、そして唯一のスーパーヒーロー映畫として今月18日に封切られる「ワンダーウーマン 1984」は、洋畫としては元旦映畫の「稼ぎ頭」となると期待されている。同作品は、大ヒットDC映畫「ワンダーウーマン」の続編で、前作でもメガホンをとったパティ?ジェンキンス監(jiān)督のもと、主人公ダイアナ＝ワンダーウーマンを演じるガル?ギャドットが続投し、前作でダイアナと惹かれあった、クリス?パイン演じるスティーブも再び登場する。一世を風(fēng)靡した女性スーパーヒーローが1984年を舞臺(tái)に世界を救うストーリーだ。中國公開は、北米より1週間早く、中國の観客は世界で一番早くワンダーウーマンの姿を見ることになる。

日本の「映畫ドラえもん のび太の新恐竜」と「崖の上のポニョ」は、今月11日と31日に封切られる。前者は名作漫畫ドラえもんの最新劇場版で、後者は巨匠?宮崎駿監(jiān)督の2008年の作品がついに中國で公開される。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2020年12月14日