新型コロナウイルス感染癥拡大を受け、中國各地の高等教育機関では冬休みの時期を前倒しすると次々発表している。冬休みの開始日を5日から14日ほど前倒しする學校がほとんどだが、なかには12月下旬から冬休みに入る學校もある。中國新聞網(wǎng)が報じた。
河南省や黒竜江省、吉林省、山西省、湖北省、福建省などの多くの高等教育機関が、新型コロナウイルスの感染対策と教員や學生の要望を合わせて検討した結果、冬休みの時期を調整すると発表している。
河南省をみてみると、河南大學や河南農業(yè)大學、周口師範學院など、約20校が冬休みの時期を前倒しすると発表している。多くの學校は冬休みの開始日を予定より5日から14日ほど前倒しするとしている。鄭州黃河護理職業(yè)學院に至っては、12月20日から冬休みとしている。
冬休みの時期を前倒しすると発表した河南省の高等教育機関(畫像は河南省教育庁の微信公式アカウントから)。
高等教育機関は冬休みの時期を前倒しするべきかについて、中國國務院共同対策メカニズムが13日に開いた記者會見で、教育部(省)新型コロナウイルス対策弁公室の主任を務める、體育衛(wèi)生?蕓術教育司の王登峰司長は、「各地、各校の実際の狀況に合わせ、所屬する地域の関連の指示に基づき、さらに、學校の新型コロナ対策の指示、カリキュラムの進展の狀況、學習計畫などを見ながら、各地、各校が獨自に決定することができる」と説明した。
學生に新型コロナワクチンを接種する醫(yī)療従事者(資料寫真?撮影?張斌)。
高等教育機関が冬休みの時期を前倒しを発表したことが注目を集めている主な原因の一つは、今回の感染癥拡大が、一部の高等教育機関にも波及したからだ。11月4日、遼寧省大連荘河市で新型コロナウイルス感染癥拡大が発生し、荘河大學城エリア內では學生60人以上の感染も確認されている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年11月17日