四川省甘孜州蔵（カンゼ?チベット）族自治州瀘定県黒溝村に來て、貧困脫卻の難関攻略を擔(dān)當(dāng)するようになった男性と、同村にUターンして家畜の飼育に攜わっていた若者が2年かけて、無名だった山奧の村を、ネットで人気の観光地へと成長させた。

30過ぎの任顕僑さんは2018年に黒溝村に來て、貧困脫卻の難関攻略の業(yè)務(wù)を擔(dān)當(dāng)するようになった。そして、アマチュアカメラマンでもある任さんは村の華尖山から見える雲(yún)海の絶景に魅了され、仕事の余暇を利用しては絶景を撮影し、SNSに投稿するようになった?！敢蝗摔扦舛啶稳摔摔长嗡厍绀椁筏ぞ吧蛞姢皮猡椁Δ韧瑫r(shí)に、村民の増収につなげたかった」と任さん。

そして2019年3月、任さんが撮影した美しい雲(yún)海や雪に覆われた山々、ドローンで撮影した壯大なスケールの動(dòng)畫が突然大きな話題となり、2萬人以上から「いいね！」が寄せられた。また、その動(dòng)畫を見たあるネットユーザーから、「見た感じでは、村は標(biāo)高の高い場所にあるようですが、もしかしてチベット醫(yī)學(xué)の薬草『波棱瓜』はありませんか？」という問い合わせがあった。任さんによると、「まさに村にはあるのに、売れないので頭を悩ませていたところだった。相手はサンプルを見てとても満足してくれ、村に足を運(yùn)び4トン以上の波棱瓜を購入してくれた。金額にして40萬元(1元は約17.9円)。貧困脫卻の難関攻略におけるカンフル剤になった」と振り返る。

突然ネットで大きな話題になり、また偶然にも「波棱瓜」の大口取引に成功し、任さんはショート動(dòng)畫の影響力の大きさを?qū)g感。引き続き村の絶景を撮影し、観光業(yè)の発展を牽引し、農(nóng)特産品の販売ルートを開拓することを決意した。

任顕僑さん（右）と袁小波さん（左）

2020年、任さんは村に戻って家畜の飼育に攜わっていた若者?袁小波さんと意気投合し、彼に動(dòng)畫の撮影や編集の方法を教え、さらに一緒にアカウントを立ち上げて雲(yún)海の絶景を投稿するようになった。そして、観光客は次第に増えていき、村民の収入も増え続けた。

二人のプラットホームにはすでにショート動(dòng)畫100本以上がアップされている?，F(xiàn)在、村に訪れる観光客がますます増えており、「天気が良ければ、週末には1日當(dāng)たり100人以上の観光客が來る。そのほとんどが僕たちの動(dòng)畫を見てやって來た人たち」と任さん。

村民の収入も目に見えて増えていることについて、任さんは、「以前は基本的に皆、農(nóng)業(yè)にしか従事していなかった。でも、今は観光客の受け入れや家畜の飼育、フルーツ狩りなどもするようになった。さらに、クルミやサンショウ、リンゴ、鶏卵、干し肉などの特産品にも販売ルートができ、観光客がたくさん買って帰るようになった」と説明する。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年11月22日