ここ2年間に、「00後（2000年代生まれ）」が學(xué)校を卒業(yè)して社會に出るようになった。これまで繰り返し話題になってきた「80後（1980年代生まれ）」と「90後（1990年代生まれ）」に比べ、「00後」は個(gè)性が際立つように見える。

就職に積極的な「80後」 価値の発揮を追求する「00後」

「80後」が就職に積極的だったのに比べ、「00後」は「仏系（仏のように物事に拘泥しない人々を指す）」の心構(gòu)えだ。就職支援サイトの智聯(lián)招聘がこのほど発表した「大學(xué)生就職力報(bào)告2021」によると、21年度大卒者の就職に対する心構(gòu)えは「仏系」で、企業(yè)などに就職する割合は60％を下回った。同時(shí)に、「00後」は社會人になると、「996（朝9時(shí)から夜9時(shí)まで週6日働くこと）」や職場のパワハラなど働く人を苦しめるがなかなか言い出せない問題について「思い切って発言する」、「決して慣れさせない」といった態(tài)度を取り、「職場の風(fēng)通しを良くする存在」というラベルを貼られている。

「80後」から「90後」までの大卒者が就職した10年間、中國社會は高度成長期にあり、雇用や起業(yè)のチャンスは非常に多くあった。一方で、「90後」から「00後」までの世代には、物質(zhì)的に極めて豊かになり、「生存」がこの新世代の多くの人にとって一番大事な問題ではなくなったとはいえ、彼らは個(gè)人の価値をどのように體現(xiàn)するかを相対的により追求し、尊重されることを渇望し、暮らしの中の幸福感を高めようとしている。

高學(xué)歴、フリーランスが人気

求人サイトの斉魯人材網(wǎng)が5月に発表した調(diào)査データでは、山東省の2022年度大卒者で雇用契約を結(jié)んだ人の割合は57.28％で、就職する時(shí)期を遅らせるなどスローペースの就職の割合は18.53％、進(jìn)學(xué)する人は13.59％、フリーランスを選んだ人は10.18％だった。全體として見ると、雇用契約を結(jié)ぶ人の割合が低下し、スローな就職と進(jìn)學(xué)、フリーランスの割合が上昇した。

注目されるのは、ここ數(shù)年、新型コロナウイルス感染癥の影響により、多くの企業(yè)は経営狀態(tài)が不安定で、従業(yè)員の賃金にも多かれ少なかれ影響が出て、大卒者の大半が理想的な仕事を求めるのではなく「安定志向」が顕著になり、公的機(jī)関などへの就職をより好む傾向を示し、特に國有企業(yè)、事業(yè)機(jī)関、國家機(jī)関の人気が高いことだ。公務(wù)員試験を受けた大卒者の張さんは、「將來の不安定さと不確実性をあれこれ考えるより、公務(wù)員試験を受けた方がいい。これが最も安定した道だ」との見方を示した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年9月14日