宇宙ステーションの実験モジュール「夢天」がこのほど移行を無事完了した。これは中國の宇宙ステーションの「T字」基本構造の軌道上での構築完了を示している。中國工程院院士で、航天科技集団第五研究院宇宙ステーションシステムチーフデザイナーの楊宏氏は、騰訊(テンセント)科學WE會議2022で、「宇宙貨物船『天舟5號』と有人宇宙船『神舟15號』が今後相次いで打ち上げられ、宇宙飛行士3人を宇宙ステーションコンビネーションに送り屆ける。宇宙飛行士6人が同時に宇宙ステーションで活動?生活することになり、中國の宇宙ステーション建設段階のすべての予定任務が達成される」と明らかにした。
楊氏は、「宇宙ステーションは將來的に拡張可能だ。宇宙ステーションコンビネーションを『母港』とし、多くの宇宙機がこの母港と共に飛行し、中國の特色ある宇宙ステーションプランを形成する」と述べた。
楊氏はさらに、「適度な規(guī)模だが今後の発展余地を殘す、つまり拡張性を持たせることが我々の原則だ。宇宙ステーションは6モジュールまで拡張でき、最大トン數(shù)は180トンにのぼる」と述べた上で、「將來的に宇宙ステーションを母港にすれば、大型サーベイ望遠鏡などの科學裝置も共に飛行できる。これらの施設は普段、実験を行う際に単獨で飛行できる。整備や燃料補給が必要な場合は自動的に宇宙ステーションとドッキングし、宇宙ステーションのロボットアームからサービスを受けられる。宇宙ステーションの宇宙飛行士は船外に出て、これらの施設の整備とメンテナンスが可能だ」とした。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年11月9日