今月6日、トルコでマグニチュード(M) 7.8の地震が2度発生したのを受け、中國(guó)政府は時(shí)を移さず、緊急人道支援メカニズムを始動(dòng)させ、複數(shù)の救助チームが被災(zāi)地入りして支援を展開(kāi)している。人民網(wǎng)ではトルコで救助活動(dòng)を展開(kāi)している中國(guó)の救助チームの動(dòng)きを「トルコ地震救援日記」として追っていく。
中國(guó)の民間緊急救助隊(duì)である公羊救援隊(duì)がトルコで救助活動(dòng)を展開(kāi)して2日目を迎えた今月9日、現(xiàn)地は依然として厳しい寒さに見(jiàn)舞われていた。
午前8時(shí)45分、救助を要請(qǐng)する電話(huà)がかかってきた。ベレンという街のある女性からの電話(huà)で、倒壊した家屋の下敷きになっている家族を助けて出して欲しいという要請(qǐng)だった。そこで我々は直ちに出発した。
助けを求めるSNSへの投稿に対し、あるネットユーザーが寄せた「浙江省の救助チームがもう到著しているはず。良い知らせがあることを願(yuàn)っている」の書(shū)き込み(畫(huà)像は書(shū)き込みのスクリーンショット)。
30分後、到著した眼前に広がるベレンの街は、倒壊した建物で廃墟と化していた。他の救助チームと共に、がれきの下から大人1人と子供1人を発見(jiàn)した。しかし、殘念ながら現(xiàn)場(chǎng)で確認(rèn)した限り、2人からはすでにバイタルサインを確認(rèn)できなかった。
ベレンでは多くの死傷者が出ていた。負(fù)傷者は直ちに病院へ移送され、我々はすぐに次の捜索場(chǎng)所に向かわなければならない。生死を分けるタイムリミットとされるのは地震発生から「72時(shí)間」であるため、一人でも多くの命を救いたいからだ。
救助活動(dòng)を行う何軍さんと他の隊(duì)員(寫(xiě)真提供?公羊救援隊(duì))。
救助活動(dòng)が進(jìn)められている倒壊した家屋(寫(xiě)真提供?公羊救援隊(duì))。
ある傾いた建物では、床スラブが障害となり救助活動(dòng)が困難を極めた。地元の人によると、建物の中には15歳の男の子が1人取り殘されており、まだ発見(jiàn)されていないということだった。作業(yè)スペースに限りがあったため、交代で作業(yè)をしなければならず、作業(yè)も工具を使って2階の床スラブを穿つことで、1階に達(dá)しなければ、生存者の有無(wú)を確認(rèn)することができなかった。そして今回の救助活動(dòng)も、胸が締め付けられるような結(jié)果となってしまった。
交代で作業(yè)をする救助隊(duì)員(寫(xiě)真提供?公羊救援隊(duì))。
そんな我々を喜ばせたのは、現(xiàn)地時(shí)間午後1時(shí)半、トルコ陸軍の救助チームと共に、ベレンで大人2人、子供3人の一家の救助に成功したことだった。大人2人は重傷で、すぐに病院へ移送されたが、子供たちは幸い負(fù)傷していなかった。
トルコ陸軍の救助チームと共にベレンの建物からある一家を救助した公羊救援隊(duì)(寫(xiě)真提供?公羊救援隊(duì))。
殘された時(shí)間は少ないが、我々の奮闘は続く……(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2023年2月10日