浙江省徳清県にある浙江省トキ救急保護(hù)基地で今月12日早朝、職員が今年初めて人工孵化に成功したトキのヒナにエサを與えていた。中國新聞網(wǎng)が報じた。
育すう器の中では、満腹になったトキのヒナが時々頭を揺らし、目を閉じた狀態(tài)で満足そうな顔をしていた。
浙江省トキ救急保護(hù)基地の職員?袁李瑩さんによると、この「1號」のトキのヒナの卵は今月10日早朝に割れ始め、その後約27時間をかけて翌日午前9時頃には、完全に殻から出てきたという。その時の體重は51グラムだった。
袁さんは、「孵化は比較的順調(diào)で、人は関與しなかった。人工繁殖したヒナは孵化してすぐに給餌してはいけなく、18-20時間経ってから與える。そのため、12日が初めての給餌となった」と説明する。
孵化したトキのヒナ(撮影?忻媛)。
袁さんによると、ヒナは元?dú)荬擞盲皮?、約40日間にわたり職員が給餌を続け、生きたドジョウを自分で食べることができるようになってから、繁殖ケージで「巣立ち」を目指すという。
浙江省トキ救急保護(hù)基地は今年、近親交配を避けるために、人工繁殖した全てのトキのDNAを調(diào)べ、それに基づいて再ペアリングを?qū)g施する計畫という。
再ペアリングすると、トキが産む卵の數(shù)が増えるほか、受精率が高まると見られている。人工孵化による今年初のトキが誕生し、人工繁殖にとっては幸先の良いスタートとなった。孵化の季節(jié)が終わる頃には、同基地のトキの數(shù)は700羽と、過去最多に達(dá)する見込みだ。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年4月14日