雲(yún)南省というと、何を思い浮かべるだろうか?その美味しさで広く知られている「過橋米線(スープビーフン)」や様々な種類のキノコだろうか?それとも、美しい景色が広がる大理や、どこか懐かしい雰囲気を殘す美しい街?麗江だろうか?1年を通じて春のような過ごしやすい気候に華やかな景色が広がる雲(yún)南省は、多くの人の憧れの場所で、そこには大自然の中で生まれた多種多様な無形文化遺産もある。
多彩な「雲(yún)子」
雲(yún)南省で作られる囲碁の碁石は、「雲(yún)子」と呼ばれ、1千年以上の歴史を誇り、世界的な囲碁大會でも使われている。雲(yún)南省特産のメノウやアメシストといった天然鉱物を原料としており、1300度という高溫に熱して溶かし、職人が一個一個、同じ大きさに作り上げていく。
無形文化遺産伝承人の熟練した技術(shù)に、ネットユーザーは「癒される」というコメントのほか、「見ているとなんだか美味しそうな食べ物みたい」というコメントを寄せるネットユーザーもいる。
白い碁石はクリームのように白く、黒い碁石は見る角度によって碧玉のように深みのある青や緑に見えたり、光沢のある黒に見えたりと、「雲(yún)子」は色もとても美しい。無形文化遺産伝承人によると、雲(yún)南省は「有色金屬の王國」で、鉱産物資源が豊富であるため、多彩な「雲(yún)子」が生産されているのだという。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年5月17日