中國とはどんな國なのだろうか？中國人は世界をどのように見ているのだろうか？中國は今後、日に日に強(qiáng)大になる國力をどのように活用するのだろうか？清華大學(xué)戦略?安全研究センター（CISS）が今月24日に発表した第1回「中國人の國際安全観」民意調(diào)査報(bào)告は、國際社會が中國に対する理解を深めることを目的としている。

具體的に見ると、この民意調(diào)査を通して、回答した中國人から、▽國際安全問題に非常に注目している▽國際安全の全體的な狀況をやや楽観的に捉えている▽國際安全という観點(diǎn)から見た中國の立場をやや楽観的に捉えている▽グローバル化や國際協(xié)力に対して非常に積極的な姿勢を示している▽感染癥や領(lǐng)土、大國関係に最も注目している▽中國の世界に対する影響力に強(qiáng)い自信を抱いている▽外交において、中國がさらに積極的で向上心ある姿勢を示すことを望んでいる▽米國の影響に最も注目している▽ロシアに対する好感度が最も高い‐‐‐ということが明らかになった。

民意調(diào)査のそれら結(jié)果を基にCISSは、中國人が▽現(xiàn)在の國際安全狀況や、中國の世界的影響力を非常に楽観的に捉えている▽グローバル化を高く支持している▽外交において中國が積極的で、向上心ある姿勢を示すことを望んでいる‐‐‐と総括している。その他、年齢や學(xué)歴が上がるにつれて、回答者は一層慎重、または複雑な姿勢を示していたという。

清華大學(xué)戦略?安全研究センターの達(dá)巍センター長は、「今回の民意調(diào)査では、理に適った慎重な方法を通して、美化したり、事実を捻じ曲げたりすることなく、中國人の実際の姿を正確に、フィルターにかけることなく反映することを目指した」と説明する。

今回の民意調(diào)査の結(jié)果に基づいて、達(dá)センター長は、「楽観的で、自信、向上心ある中國人のイメージが浮かび上がる。百年間なかった大変動(dòng)を今経験しているものの、（回答した）中國人は、世界に対して、グローバル化に対して、楽観的な見方を示し、今後の対米関係に対してもそれほど悲観的ではなかった。そのような結(jié)果は、じっくりと思考するに値する」と分析する。

民意調(diào)査により、中國人の「楽観的」な一面が示されたことについて、達(dá)センター長は、「中國人には、楽観的な見方がしみついており、それは一種の『蓄積』ということもできるかもしれない。中國が過去40年間、平和な発展のボーナスを享受してきたため、中國人は二國間関係や世界の安全、グローバル化発展などを楽観的に捉えている」との見方を示す。

そして、「民意調(diào)査は観察者、研究者、意思決定者に、全體としての中國人の世界観と安全観を知ってもらうというのが重要ポイントとなる。しかし、國の內(nèi)外政策は、民意だけに基づいて制定することはできない。専門家の見方は、少なくとも一般國民の意見と同じく重要だ」と指摘した。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2023年5月29日