キャリアロケット「長(zhǎng)征2號(hào)D遙88」が15日午後1時(shí)30分、太原衛(wèi)星発射センターで「吉林1號(hào)高分06A星」などの41基の衛(wèi)星を正確に予定の軌道に投入し、打ち上げ任務(wù)が無事成功した。41基の衛(wèi)星同時(shí)打ち上げは、中國(guó)の1回の衛(wèi)星打ち上げの最多記録を更新した。人民政協(xié)網(wǎng)が伝えた。
■41人の「乗客」に快適な飛行體験を提供
今回の任務(wù)を遂行した長(zhǎng)征2號(hào)Dは、中國(guó)航天科技集団有限公司上海航天技術(shù)研究院(第八研究院)が開発を擔(dān)當(dāng)した常溫液體2段キャリアロケットで、太陽同期軌道への打ち上げ能力は1.3トンにのぼる(高度700キロメートル)。
衛(wèi)星の數(shù)が多いほど、切り離された後に軌道上で衝突するリスクが大きくなる。今回の41基の「目的地」が一致しているから、「乗客」の安全で順調(diào)な「降車」を保証し、予定の分離方向と速度に基づき正確に軌道に投入することが、今回の任務(wù)を無事成功させる鍵となった。
「降車」中の混雑と衝突を回避するため、開発チームは巧みに「降車プラン」を設(shè)計(jì)し、衛(wèi)星が次々と秩序正しく切り離されるようにした。
全體設(shè)計(jì)チームは筒狀マルチ衛(wèi)星アダプタの38基の衛(wèi)星を1層ごとに1組とし、計(jì)6組に分けた。その下方のサポートモジュールの3基を7組目とした。衛(wèi)星は組別で次々と切り離された。また今回のロケットには10本の逆推進(jìn)ロケットが搭載された。逆推進(jìn)ロケットにより各組の距離を広げ、切り離しの安全性を保証した。
今回打ち上げられた「吉林1號(hào)高分06A星」など41基の衛(wèi)星は、長(zhǎng)光衛(wèi)星技術(shù)股份有限公司が開発したもので、高空間分解能の地球観測(cè)リモートセンシング映像を取得し、利用者に業(yè)態(tài)分析や地域調(diào)査などのリモートセンシング情報(bào)サービスを提供すると同時(shí)に、國(guó)土資源、鉱産物開発、スマートシティ建設(shè)などの業(yè)界にリモートセンシングデータサービスを提供する。
今回は長(zhǎng)征2號(hào)Dの76回目の打ち上げで、第八研究院が開発を擔(dān)當(dāng)する長(zhǎng)征シリーズキャリアロケットの187回目となる打ち上げ、そして長(zhǎng)征シリーズキャリアロケットの476回目の打ち上げでもある。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年6月16日