ある海外からの航空便がこのほど、江蘇省無錫蘇南碩放國際空港のターミナルビルにゆっくり近づいた。航空機(jī)が停まると、機(jī)內(nèi)の旅客が秩序正しくハッチから出てきた。荷物を受け取った後、ほとんどの旅客が稅関監(jiān)督管理エリアを真っ直ぐ通過し、並ぶことなし、待つことなしの通関體験をした。現(xiàn)場運営監(jiān)督管理指揮センターでは同じ時刻に、南京稅関に所屬する無錫稅関の職員が事前機(jī)械検査を通じリスクが存在する荷物の検査を行っていた。科技日報が伝えた。

稅関職員がリモートで荷物を調(diào)べ、リスクが存在する旅客を正確に突き止めることをサポートするこのシステムは、無錫稅関が試験導(dǎo)入に成功した「スマート旅客検査」システムだ。稅関はこのシステムにより、旅客の入國フローにはめ込むようにして、荷物の事前機(jī)械検査を?qū)g施でき、すべての入國旅客が列に並びX線検査を通過する従來のやり方を改め、通関にかかる時間を大幅に短縮した。

旅客の通関以外にも、宅配便の出國も「早送りボタン」を押された。無錫稅関國際宅配便（越境EC）監(jiān)督管理センターで、複數(shù)の輸出宅配便が次々と自動分別ラインを通過していた。疑わしい小包は箱を開き検査するカウンターに回される?，F(xiàn)場の作業(yè)員がコードをスキャンするだけで、小包の各種情報が直ちに裏方のシステムに表示される。稅関職員がこれを一つずつチェックし、その結(jié)果を自動でシステムに返すと、正常な小包はスピーディに通過できる。小包のスピーディな出國は、無錫稅関が開発した「スマート宅配便」システムのおかげだ。同システムは、小包の検査を人の手で並び替え、紙の帳簿に記録するといった従來の面倒な操作を変えた。データと機(jī)械が人の代わりに働くことで、監(jiān)督管理と検査の効果?機(jī)能を大幅に高めた。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2023年7月26日