四川省成都市で28日、第31回FISUワールドユニバーシティゲームズ(成都ユニバ)が開幕する。中國の西部で開催される初の國際的なスポーツ総合競技大會で、活力あふれる若い大學生らがスポーツの素晴らしさを発信するほか、古蜀文化と近代文化の融合も世界にPRされる。スケールの大きな設計から、工夫が凝らされた細部に至るまで、成都ユニバには中國の奧深い伝統(tǒng)文化の要素が詰まっており、それが革新的なスタイルで表現(xiàn)され、古來より「天府之國」と稱されてきた成都市の獨特な魅力を発揚している。
異彩を放つ成都ユニバの競技會場は、中國の伝統(tǒng)文化を伝承し、発揚している。例えば、東安湖體育公園のメインスタジアムの屋根には、特殊加工が施されたガラス1萬2000枚を使って輝かしい「太陽神鳥」が描き出されている。また、鳳凰山體育公園の外観は、蓋付きの茶碗にそっくりで、中國のもてなしの心が込められている。
成都ユニバの多種多彩なイメージや要素は、川蜀(四川省)の美學の最高傑作の象徴となっている。例えば、成都ユニバのエンブレムには、「太陽神鳥」と「鳳凰」という2つの典型的な中國の要素が組み合わせられている。トーチ「蓉火」は、三星堆青銅立人とパンダの要素が強調(diào)されており、情熱と活気にあふれている。また、大會マスコット「蓉寶」のフィギュアには、川劇の臉譜(隈?。─颏筏皮い毳骏ぅ驻猡ⅳ搿?/p>
選手村でも、中國文化を沒入型で體験できる。選手村のインタラクティブ體験センターにおいて、世界各地から來たアスリートは、影絵や蜀刺(刺繍)、竹細工のほか、臉譜(隈?。w験、凧作り、漢服の試著などを體験し、中國文化を肌で感じることができる。また、レストランでは、世界各地のグルメのほか、火鍋や串串(串に刺した具を辛いスープで煮た料理)、パンダの形の賴湯圓(黒胡麻餡入り白玉団子)といった無形文化遺産に指定されている料理もあり、各國から來たアスリートは試合の合間に、四川省のご當?shù)亓侠恧驑Sしむことができる。楽しく遊んだり、美味しいものを食べたりできる選手村は、大會開催の後ろ盾となり、選手がリラックスできる環(huán)境が整っているほか、「マルチな文化が共に交わる世界の美」という理念を発信している。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年7月28日