近頃発表された「2013年中國(guó)人結(jié)婚?戀愛(ài)狀況調(diào)査レポート」によると、「親に結(jié)婚を急かされたことがある」と答えた回答者は約6割に達(dá)した。親から結(jié)婚を急かされる主な年齢層は「80後」(80年代生まれ)だ。このほか、4割以上が「親に結(jié)婚についてあれこれ言われる」、約2割が「親が親戚?友人を使ってプレッシャーをかけてくる」とした。中には、強(qiáng)制的にお見(jiàn)合いをセッティングする親もいるという。鄭州晩報(bào)が伝えた。
「親の心子知らず」という言葉がある。確かに「親の心」は子に対する無(wú)私の愛(ài)を示しているが、一方で、ある一種の道徳的な圧力を受けてもいる。中國(guó)特有の人格形成モデルにおいて、子供は結(jié)婚して仕事につかなければ立派な大人になったとは言えず、それまでは親が子を管理?教育し、督促する権利と義務(wù)を持つ。こうした伝統(tǒng)的な結(jié)婚?戀愛(ài)文化と現(xiàn)代人の苛立ちが交じり合う中、「結(jié)婚を急かす親」問(wèn)題はますます激化している。
親の世代と子の世代には、人生経験、教育程度、価値観などの面で大きな世代間ギャップがある。それぞれに恐れること、望むことがあるが、子女の戀愛(ài)?結(jié)婚という問(wèn)題において、両世代の恐れと望みは奇妙な形で絡(luò)み合い、融合している。子は親があまりにも実利主義、現(xiàn)実主義であると感じ、親は子があまりにも感覚に頼りすぎ、縁を重視しすぎると感じている。ライフスタイルの違い、相手選びの基準(zhǔn)?戀愛(ài)結(jié)婚観の違いからくる摩擦?衝突により、両世代の矛盾はますます深まっている。
「結(jié)婚を急かす親」問(wèn)題は一種の構(gòu)造的なストレスとなり、重い負(fù)擔(dān)に耐え切れなくなった子供たちは、やむを得ず様々な「対処法」を編み出している。友人に「戀人役」を演じてもらい親を安心させる、あれこれ言われるのが嫌なので、いっそのこと里帰りしない、彼女?彼氏をレンタルして帰省する、といった具合だ。本來(lái)ならば、一家団欒のすばらしい機(jī)會(huì)であるはずの春節(jié)が、親と子の駆け引きの場(chǎng)になってしまった。こうした現(xiàn)狀は嘆かわしいものだ。
実際のところ、「結(jié)婚を急かす親」問(wèn)題は、現(xiàn)代の若者が結(jié)婚?戀愛(ài)において直面している問(wèn)題の縮図と言える。いわゆる「行き遅れ」の男女は誰(shuí)もが、複雑な損得計(jì)算をしつつ、感情との折り合いをつけようとしている。結(jié)婚相手の好みと、経済的な條件?社會(huì)的立場(chǎng)?學(xué)歴といった社會(huì)的資本が複雑に絡(luò)み合っているのだ。「男女の家柄のつりあいがとれた」結(jié)婚であれ、「女性は家柄が高い家に嫁ぎ、男性は家柄が低い家から嫁を迎える」という中國(guó)の伝統(tǒng)的な結(jié)婚であれ、若者は決して結(jié)婚したくないわけではなく、現(xiàn)実に対して無(wú)力なのであり、単純に好きな人と結(jié)婚する自信と余裕を失ってしまったのだ。
子が高望みの結(jié)婚戀愛(ài)観を捨て去ろうとする一方で、親も子の結(jié)婚戀愛(ài)に関して、子の気持ちを尊重し、その生き方に寛容さ、理解を示す必要がある。もちろん、希望と活力に満ちた社會(huì)においては、若者により多くの「すばらしい人生を歩み、夢(mèng)を葉える」チャンスを持たせるべきだ。各方面が協(xié)力することで、「結(jié)婚を急かす親」問(wèn)題は徐々に消滅していくだろう。(編集SN)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2013年1月23日
このウェブサイトの著作権は人民日?qǐng)?bào)社にあります。
掲載された記事、寫真の無(wú)斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-8386