ある80年代生まれのサラリーマンは取材に対して、「春節(jié)前に、小學、中學、高校、大學時代の同級生らから食事などに誘われた。それに參加するために、8000元(約13萬6千円)かけて服を買った」と語る。
人民網(wǎng)が約7900人を対象に実施した調(diào)査によると、回答者の30.78%が、春節(jié)期間中に、「2000(約3萬4千円)-5000元」、17.05%が「5000-10000元」必要と答えた。うち、54.5%が、春節(jié)期間の支出について、「一部予算オーバーだったが、問題なし」、16.43%が「大幅にオーバーした。想定外」と答えた。
山東省社會科學院社會學研究所の李善峰?所長は、「春節(jié)期間中、メンツのためにお金を使うという狀況が深刻となっている。一部の人々のゆがんだ消費や成功に対する考え方を反映している。このような狀況を改善するためのカギは、認識や心の狀態(tài)を改善し、真面目に物事に取り組み、誠実さを身につけたりすること」と指摘している。
社會學者の艾君氏も、「春節(jié)が終わると『節(jié)約生活』を送らなければならない人々が大量に現(xiàn)われる社會環(huán)境を見直さなければならない。多くの人が往往にして、金銭や権利、體裁を成功の基準にしている」と指摘している。
そして、「春節(jié)に帰省して、親戚と一緒に過ごすのに、見かけ倒しの物のために疲れてしまっては意味がない。家族や友人と過ごす時間を十分に楽しんでこそ、団欒の意義がある。たくさんのお金を使って、後でひもじい生活をするより、『気持ち』を攜えて、頻繁に帰省するほうがいい」とアドバイスしている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年2月11日
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