---最近一部が公表され、肩の荷が下りたか?
趙氏:1年8カ月の間、當(dāng)館のほとんどのスタッフが晝夜問わず、ほとんど休みなしで働いた。修復(fù)、分類、保存、研究など、スタッフ數(shù)世代の努力により、一部の公文書の公表にこぎつけた。それを考えると、少し気が楽になった。しかし、気が重い部分もある。
---気が重いというのは?
趙氏:人類の歴史全體を見ても、舊日本軍が中國を侵略した當(dāng)時(shí)の悪行は、人類文明の限界に挑戦している。多くの罪のない一般國民が、戦爭で殺されたり、ゲームや実験のように辱めを受けたりした。命がここまで侮辱されたというのに、それを悔い、反省する必要がないとでもいうのか?
---しかし、日本政府の中には、今でも南京大虐殺を認(rèn)めない官僚もいるが。
趙氏:南京大虐殺を否定するために、日本人は、南京の人口は當(dāng)時(shí)20萬人だったとでたらめを言っている。しかし、今回公表した公文書には、舊日本軍が南京を占領(lǐng)する前の南京市(下関を含まず)の人口は100萬人との記載がある。
---歯がみする思いになる。
趙氏:はい?!袱长欷先毡救俗陨恧喂臅?。白い紙に黒い字ではっきり書かれている。それなのに認(rèn)めないのか?」と、腹立たしい思いになる。
---公文書関連の業(yè)務(wù)は、歴史的責(zé)任で、過去と向かい合うものと言われているが、現(xiàn)実とも向き合わなければならない。
趙氏:その通り。古代史を研究するなら、過去の事は過去の事。しかし、日本の中國侵略戦爭の歴史は、「過去」で終わっていない。被害者の苦痛は現(xiàn)在も続いており、私達(dá)の研究にも影響が及ぶ。
「反論の余地のない証拠をたくさん見つけたい」
---研究の際、業(yè)務(wù)が今起きていることに影響すると感じることはあるか?
趙氏:もちろん?!肝堪矉D」や「731部隊(duì)の細(xì)菌戦」などの被害者はここ數(shù)十年、ずっと日本政府に対して公正な判斷を求めてきた。しかし、賠償はほとんど行われず、訴訟もほとんど勝てていない。
---研究の際、「被害者を助けられたらどんなにいいか」と感じるか?
趙氏:はい。日本は「慰安婦問題」をずっと覆い隠そうとしてきた。今回公表された公文書には、偽満州(満州國)中央銀行の電話記録が含まれている。それには、「慰安婦調(diào)達(dá)資金」という明確な記載がある。これは、舊日本軍の慰安婦制度実施は、國家の財(cái)政支持を得た、國家的行為であることの証拠。
---それが業(yè)務(wù)に攜わる原動(dòng)力にもなっているか?
趙氏:これらの公文書公表は、慰安婦問題の被害者の訴訟や賠償において、一定の役割を果たすだろう。そのため、大きな責(zé)任が肩にかかり、「反論の余地のない証拠がたくさん見つかれば」と感じる。
---それも公文書89點(diǎn)が公表された意義か?
趙氏:それだけではない。約70年前のあの戦爭が、今でもさまざまな面で中日両國に影響を與えている。多くの戦爭経験者や被害者が今でも生きている。それなのに、日本政府はずっとうやむやにし、當(dāng)時(shí)の罪を認(rèn)めない。今回公文書が公表された最大の意義は、そのような行為の間違いを証明すること。
---公文書は単なる公文書ではないと感じているか?
趙氏:単なる公文書ではなく、証拠であり、真相である。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年5月5日
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