統(tǒng)計(jì)データによると、世界における中國(guó)のロボット製造シェアはまだ低いレベルにある。中國(guó)國(guó)際貿(mào)易學(xué)會(huì)の名譽(yù)會(huì)長(zhǎng)を務(wù)める、元対外貿(mào)易経済部副部長(zhǎng)の沈覚人氏は、「江蘇省や浙江省のメーカーの中には、作業(yè)ロボットによる代行生産という道を選ぶ工場(chǎng)が多い。これは、コスト高などの構(gòu)造的問(wèn)題を解決する上で効果があり、生産プロセスにさまざまな革新的要素を取り入れることにも有益に働く。だが、日本や韓國(guó)と比べ、中國(guó)製造業(yè)におけるロボットの稼働密度はかなり低く、その差は依然大きいことは、しっかり認(rèn)識(shí)しておかなくてはならない」との見(jiàn)方を示した。

IFRの統(tǒng)計(jì)データによると、2012年、中國(guó)製造業(yè)における作業(yè)ロボット稼働密度は1萬(wàn)人あたりわずか23臺(tái)、韓國(guó)は1萬(wàn)人あたり396臺(tái)だった。

中國(guó)の四大ロボットメーカーの市場(chǎng)シェアは、計(jì)5％にとどまっている。統(tǒng)計(jì)データによると、産業(yè)用ロボットの生産で世界をリードしているのは、やはり日本で、中國(guó)で稼働している作業(yè)ロボットの約5割は、日本の主要メーカー6社の製品が占めている。

中國(guó)の「ロボット製造」をめぐる巨大な潛在力は、統(tǒng)計(jì)データからも読み取れる。英フィナンシャル?タイムズ紙のデータによると、2008年から2013年までの中國(guó)の産業(yè)用ロボット輸入量増加幅は、平均36％に達(dá)した。同紙は、「世界の産業(yè)用ロボット業(yè)の発展は、まさに黃金期に差し掛かっている。中國(guó)は、成長(zhǎng)スピードが最も速いロボット市場(chǎng)となった。中國(guó)のロボット市場(chǎng)規(guī)模は、數(shù)年後には、世界第2位や第3位の市場(chǎng)と大きな差をつけると予想される」と指摘。上海巨石投資管理有限公司の統(tǒng)計(jì)データからも、中國(guó)の「ロボット製造業(yè)」の見(jiàn)通しの明るさがうかがえる。同社データによると、2013年上半期、ロボット市場(chǎng)と自動(dòng)化裝備市場(chǎng)のニーズは引き続き上昇しており、製品に対するニーズも、大型化、一體化、集成化、デジタル化などの特徴が表れている。業(yè)界ソリューションなど細(xì)分化された中身を備えているかどうかが、市場(chǎng)で機(jī)先を制し、先行チャンスを得る鍵を握っている。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2014年6月16日