下肢の不自由な少年が脳で制御するパワースーツを使い、今年のブラジルW杯のキックオフを務(wù)めた。この摩訶不思議な技術(shù)は、中國人からもそう遠くは離れていない。中國青年報が伝えた。
天津大學(xué)と天津市人民病院は14日、共同開発した人工神経リハビリロボットシステム「神工1號」を発表した。これは世界初の、脳卒中のリハビリに使用される「100%思考制御」の人工神経ロボットシステムだ。W杯で登場したパワースーツとは異なり、同システムは大脳皮質(zhì)と筋肉の活動を整合させ、思いのままに體を操ることができる。
同システムの発表會では、半身不隨の患者が同システムを使い、本來ならば動かすことのできない肢體を「指揮」して動作を完了することができた。プロジェクト責(zé)任者、天津大學(xué)精儀學(xué)院教授の明東氏は、「脳卒中の患者は、中樞神経もしくは周辺神経の損傷により、大脳が正確な指令を出せず、周辺神経に命令を伝えられない。同システムは正確かつスムーズに脳內(nèi)の信號を解読し、中樞神経を再建するほか、完全な人工神経ルートを構(gòu)築することで、損傷を受けた中樞神経と周辺神経を連結(jié)させることができる。まず被験者の脳波のデータを取得し、これを使い脳とシステムを結(jié)ぶ中樞神経ルートを構(gòu)築し、被験者の運動命令を解読し、筋肉の電気刺激技術(shù)により周辺神経ルートを構(gòu)築し、肢體を刺激し動作を?qū)g行させる」と説明した。
同システムは、非侵襲脳波センサーモジュール、想像された動作の特徴を検出するモジュール、運動の意図を識別するモジュール、指令番號インターフェースモジュール、刺激情報調(diào)整モジュール、電流刺激出力モジュールの6つに分かれる。被験者は電極が取り付けられた脳波計を頭部に裝著し、かつ肢體の筋肉に電極を取り付ける。同システムは非侵襲で脳波を読み取ることができ、チップを大脳や脊椎に植え込むことなく、正確に人の思考を判斷できる。
明氏は、「脳で制御するパワースーツは筋肉を自主的に収縮させるのではなく、機械を外骨格として裝著する。神工1號は神経と筋肉の電気刺激を利用し、神経が生み出す電気刺激により筋肉を自主的に収縮させ、骨格と関節(jié)の自主的な動作を促す。これは人體の自主的な運動の原理と一致し、患者にとって重大な意義を持つ?;颊撙仙窆?號で動作を?qū)g行できるほか、回復(fù)を早めることもできる」と語った。天津市人民病院リハビリ科主任、天津市リハビリ醫(yī)學(xué)研究所所長の杜金剛氏は、「これはリハビリ醫(yī)學(xué)の重大な進展だ」と語った。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年6月16日
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