夏の強烈な紫外線が皮膚に及ぼす悪影響を防止することを謳った、質(zhì)感が軽く流行のデザインのUVカット衣類が、消費者の人気を集めている。中國消費者協(xié)會は30日、30種類のUVカット衣類を?qū)澫螭?、紫外線遮斷効果に関する比較実験を?qū)g施した。30種類のうち9種類は、有意な効果が得られなかった。北京晨報が伝えた。
衣類のUVカット機能とは、紫外線透過量を減らす素材を用いて紫外線を遮斷する性能を意味しており、一般的には、UPF値(紫外線保護指數(shù))によって性能の目安が示され、UPF値が高いほど、UVカット性能が高くなる。今回の実験結(jié)果によると、UVカット効果が謳われている30種類のサンプルのうち、UPF値が50以上のものは14種類あり、紫外線遮斷効果はかなり高かった。しかし、UPF値が20未満のものも9種類に上った。このうち、「Beaume」ブランドの超薄手メンズジャケットのUPF値はわずか5、「Maioule」ブランドのレディースUVカット上著のUPF値は8と、いずれもUVカット効果があるとは言えない値だった。中國のGB/T18830-2009規(guī)格によると、UPF40+、(UVA)AV<5%の製品のみが、「UVカット製品」と表示することができる。
自稱「UVカット製品」30種類のうち、15種類にはUPF値が表示されており、その値は20から50+まで様々だった。比較実験によると、製品に表示されていたUPF値と実測値が大きくかけ離れていた製品は、「northern sun」ブランドのレディースウインドブレーカー(表示値30+、実測値10)および「Karrimor(Pikaia)」ブランドの吸濕発散性レディースウインドブレーカー(表示値30、実測値14)の2種類だった。
比較試験の対象となった30種類のサンプルは、北京王府井デパート、卓展ショッピングセンター、甘家口マーケット、北京利生スポーツ用品デパート、北京三夫戸外馬甸西店、天貓モール、西単明珠広場など10軒の実店舗およびオンラインショップより調(diào)達された。これらのサンプルは、メーカー24社の24ブランドの製品で、製品の種類は、ウインドブレーカー、ジャケット、ワイシャツなど。全サンプルの販売価格は、35元から1803元(約580円から3萬円)までさまざまだった。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年7月31日
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