さらに、日本人は教育や戦後の環(huán)境などの理由から侵略の歴史に対する認(rèn)識が普遍的に不足しており、保守勢力の影響を受けやすい。このため、中國が日本の歴史観の間違いを指摘すると、「中國は強硬的過ぎる」と感じる人がいる。このほか、日本のメディアは環(huán)境問題、腐敗問題など、今の中國が抱えるマイナス要素に関するニュースを集中的に報じている。これらの要素が総合された結(jié)果、日本國民の対中感情が最悪の時期を迎えているのだ。

筆者は日本に長年滯在する中で、日本の民意にはある特徴があると感じている。日本人は「年中悲観」?fàn)顟B(tài)にある。これは、飽和狀態(tài)の成熟した先進(jìn)國にという環(huán)境に、長期的な不景気と保守的思想の蔓延が加わった結(jié)果であり、「年よりも老成」した感じすら受ける。日本人は、他人や物事に対する評価が悲観的?消極的過ぎる所があり、これが高度成長の只中にある中國人とは大きく異なる點だ。このほか、日本人はメディアや政府の影響を受けやすい。このため、日本のメディアや政府の中國に対する「方向性」は非常に重要になってくる。日本の有識者は日本のメディア?政府の中國に対する認(rèn)識および宣伝?報道の偏りに気づいており、これが民意が低下した重要な原因であると指摘している。

日本人の対中感情の悪化が中日の民間交流に影響を及ぼすのではないかと心配する人もいるが、筆者は好感度の低さは敵意とイコールではないと考える。中國は過去40年あまり、民間友好活動を推進(jìn)してきた。中日の経済貿(mào)易は相互依存の関係にあり、大多數(shù)の日本人は比較的安定した中國観を持っている。一部の人は中國のことを悪く言い、中國を嫌っているが、大多數(shù)は「中國脅威論」を受け入れているわけではない。安倍內(nèi)閣が推進(jìn)する「集団的自衛(wèi)権行使の容認(rèn)」が、日本の多數(shù)の人々から反対されたのもこのためだ。今回の世論調(diào)査では、79.4％の日本人が両國関係の悪化を心配し、関係改善を望むと回答した。ここからも、安倍內(nèi)閣に中日首脳會談の再開に向けて努力させ、関係改善を望まざるを得なくさせる民意の圧力が存在することが伺える。

つまり、対中好感度は低くても、日本人が中日関係の改善を望んでいないわけではなく、中國から離れて行くわけではない。常駐するなら中國?インドのどちらかを?qū)い亭毪ⅳ毳庭氓壬悉握{(diào)査の結(jié)果、大多數(shù)の日本人が中國を選んだ。データは恐ろしいものではない。重要なのは、日本の民意の裏に隠された中日の構(gòu)造的な矛盾を把握し、各方面の努力の方向性と具體的な改善措置を見つけ出すことだ。（編集SN）

「人民網(wǎng)日本語版」2014年9月11日