不治の病に侵された劉愛(仮名)くん(11)は、自分の7つの臓器を、全く見知らぬ6人の患者に送り、彼らの命を救った。湖南省長(zhǎng)沙市にある中南大學(xué)湖南雅二病院は18日、6件の臓器移植手術(shù)が無事成功したと発表した。
小學(xué)生の劉愛くんは、今から5年前、脳の病気のために手術(shù)を受けた。少し前、彼の病気が再発した。病狀は悪化の一途を辿り、深いこん睡狀態(tài)に陥った。もはや息子の命が助かる見込みがないことを知った両親は、心中の大きな悲しみをぐっと押さえて、息子の心臓、肺、肝臓、1対の腎臓と角膜を提供するという、誰(shuí)もが尊敬を抱くような決心を下した。臓器移植コーディネータ-が証人となり、そのサポートのもとで、劉愛くんの両親は、眼に涙を浮かべながら、臓器摘出同意書にサインをした。父親は、「自分の息子の命に未練を殘さないことなどできない。だが、息子が提供する臓器が他人の身體のなかで動(dòng)き続けるのなら、息子の命も生き続けていくことになる。これは、他人を水火の災(zāi)いから救うだけではなく、人を生死の境から連れ戻すことにもなり、意義深いことだ」と語(yǔ)った。
17日、短かった劉愛くんの人生の幕が閉じられた。自発的な臓器提供の申し出により、醫(yī)師団は、彼の7つの臓器を摘出した。その現(xiàn)場(chǎng)では、花束を手にした醫(yī)師と看護(hù)師が、劉愛君の遺體の傍に恭しく起立し、頭を下げて黙とうをささげた。湖南雅二病院は、手術(shù)の成功を確実なものとするため、省內(nèi)で移植の権威と評(píng)判の専門家をリーダーとする「最強(qiáng)チーム」を組織し、移植手術(shù)に臨んだ。
17日午後8時(shí)、6件の移植手術(shù)はすべて成功裏に終わった。同院の周智広?黨委員會(huì)書記は、「病院側(cè)は、全臓器を完璧にレシピエントに移植し、レシピエントの生命を保障し、回復(fù)させることに全身全霊を傾けなければならない。ドナーと家族の愛に満ちた決斷を無にすることなど、決してできない」と話した。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2014年10月20日
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