業(yè)界の専門家によると、1千メートル以下の空域を開放したからといって、米國の小空港のように一般家庭がプライベート機(jī)を所有する狀況がただちに出現(xiàn)するわけではないという。

中國航空運(yùn)輸協(xié)會一般航空委員會の王霞総幹事は、「規(guī)定に基づくと、高度1千メートル以上を飛行するにはまず申請が必要で、これはプライベート機(jī)ではいつものことだ。次に中國は一般航空用空港が非常に少ないので、プライベート機(jī)の離著陸をどうするかが問題になる」と話す。

また現(xiàn)在の中國では、一般航空用空港同士を結(jié)ぶ航路の計(jì)畫が未完成で、機(jī)體を所有していても、空港があっても、実際に飛行することができない。

業(yè)界の専門家は、「テスト事業(yè)実施都市でも、一般航空機(jī)が1千メートル以下を飛行するには、民用航空部門と空軍に申請を出さなければならず、審査プロセスの開放を最大限に進(jìn)めるためにはさらなる検討が必要だ。中國でプライベート機(jī)の大発展について語るのは時(shí)期尚早だ」と話す。

▽開放は完全開放ではない

北京航空航天大學(xué)一般航空産業(yè)研究センターの高遠(yuǎn)洋センター長は、「2015年に全國で1千メートル以下空域の改革が進(jìn)められることは、1千メートル以下の低空域を完全に開放することを意味するわけではなく、來年以降は低空域の開放が點(diǎn)から線になり、テストエリア10カ所が孤島狀態(tài)になっている現(xiàn)在の局面が打破されることを意味するに過ぎない」と話す。

王総幹事は、「改革を進(jìn)めるというのは、報(bào)告空域の範(fàn)囲を拡大し、一般航空機(jī)が低空域をより広範(fàn)囲に飛べるようになるというだけでなく、報(bào)告空域（自由飛行空域にほぼ相當(dāng)）を結(jié)んで、航路と管制制度を構(gòu)築し、開放エリア間の連攜を?qū)g現(xiàn)するということを意味する」と話す。

また王総幹事は、「現(xiàn)在は報(bào)告空域が低空域に占める割合は20～30％に過ぎず、航空路線としてはテスト中の珠海-陽江-羅定路線1路線しかない。來年になって改革が全面的に進(jìn)められるようになると、民用航空部門はまず航路を増やし、これまで孤立し分散していた低空域の開放エリアを一つの面に結(jié)びつけることをする」と述べた。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2014年11月25日