韓國『朝鮮日報』の3月23日の報道によると、7年に及ぶ外國人観光客の誘致競爭で、日本は今年初めに韓國を上回る外國人観光客を引き入れた。3月22日に発表された韓國文化観光研究院と日本政府観光局の出入國統(tǒng)計によると、2014年11月から15年2月までの訪日外國人の數(shù)は4カ月連続で訪韓外國人を超えた。日本の外國人観光客が韓國を上回ったのは2008年10月以來7年ぶり。2014年と比較すると、15年2月の日本の外國人観光客の數(shù)は58%増の139萬人で、過去最多を記録した。
東京の秋葉原には様々な電子機器の店舗が集まっている。その中にある大型店「ヨドバシカメラ」では中國語の放送が頻繁に流れ、その回數(shù)は日本語の放送よりはるかに多い。また、レジにいる従業(yè)員は中國人である。東京だけでなく、その他の地域も同じである。東京から電車で2時間ほどの場所に伊豆半島の溫泉の名所の下田、靜岡県御殿場市の高級品ディスカウントショップがある。今年の春節(jié)の連休期間中、多くの中國人観光客が知人に勧められてこの2つの場所に買い物に訪れた。この期間に日本を観光で訪れた韓國人観光客のヤンさんは、「1泊2000元以上もする高級ホテルに多くの中國人がいて驚いた」と話している。また、別の韓國人観光客のリーさんは、バーバリーの商品を買いたかったがどこを探しても見つからず、専門カウンターで販売員に尋ねると中國人観光客が全て買っていったと言われた。
日本が外國人観光客に人気がある大きな理由の一つに、円安が続いていることが上げられる。観光客は比較的低価格で質(zhì)のよいサービスを受けることができ、韓國旅行を予定していた人たちが日本に目を向けたと見られる。韓國と日本は観光業(yè)において長期にわたってライバル関係にある。韓國観光公社が2014年に韓國を訪れた外國人観光客を?qū)澫螭诵肖胜盲骏ⅴ螗暴`ト調(diào)査によると、回答者の38%が韓國旅行前に日本に行くことを検討していたと回答した。
そのほか、日本の観光業(yè)の発展は政府の支持があったことも大きく関係している。ここ10年、日本では政権交代が続いたが、どの政権も観光業(yè)に重點を置いている。日本政府は2003年に『観光産業(yè)育成戦略』の青寫真を作成、2006年に『観光立國推進基本法』を制定、2014年には市內(nèi)の免稅店増設(shè)、稅還付の支援、ビザ免除対象國の拡大などの積極的な政策を全力で推し進めた。これらの一連の政策の施行後、日本國內(nèi)の稅還付が可能な百貨店やコンビニエンスストアは6カ月で60%増加し約1萬店舗になった。また、日本行きの航空便やフェリーの本數(shù)も増えている。
韓國の漢陽大學(xué)校の教授は、「韓國の観光業(yè)はショッピングとスターが中心で、このような『韓流』の観光発展戦略には限界がある。そのため、韓國も時代の発展に合わせた戦略を制定し直し、実行に移すべきである」と話した。
?チャイナネット? 2015年3月27日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-8386