現(xiàn)代人は皆、愛(ài)情に関して“病気”を抱えている

リーガル?ハイに続き、 “神ロジック”を得意とする腳本家の古沢良太が今度は戀愛(ài)ドラマに初挑戦した。數(shù)學(xué)者の母親の優(yōu)秀な遺伝子を受け継いだ藪下依子は國(guó)家公務(wù)員となり、仕事から生活まで何もかも効率的で規(guī)則正しくないと気が済まず、テーブルの上の調(diào)味料までも大きさごとにキッチリと一列に並べる。デートの服裝や內(nèi)容、表情も全て統(tǒng)計(jì)データから導(dǎo)き出された最善の選択肢を選び、頭には花、アヒル口に上目使い。お雑煮を作るときも、計(jì)量カップや秤でいちいち分量を計(jì)る。依子との出會(huì)いに驚きを隠せないもう一人の主役の谷口巧もまた“変わり者”で、13年にわたる引きこもり生活を送っており、母の年齢や老いを感じ、新たに「寄生」出來(lái)る相手を探している。しかし他人から“パラサイト”、“ニート”というレッテルを貼られることには心外で、自分のことを太宰治に重ねて“高等遊民”と思っている。ドラマ「24」のシーズン１から シーズン６までを6日間で見終えたことを誇りとしており、新年の予定は、途中で挫折したドラマ「ＬＯＳＴ」をもう一度最後まで見ることだ。通常、このような人物を戀愛(ài)ドラマの主役に設(shè)定することは“不適格”である。しかしながらドラマが進(jìn)むにつれて、多くの人が彼らへの共感を覚える。

臺(tái)灣の漫畫家?朱徳庸の4コマ漫畫「大家都有?。à撙螭什·螭扦い耄工?、都市で暮らす男女の、時(shí)に「病的」で時(shí)に切ない戀愛(ài)模様を面白おかしく描いた作品だ。その中に、こんなくだりがある。3人の女性が、それぞれ「自分の人生が見つかるまでは帰らない」、「自分の夢(mèng)が見つかるまでは帰らない」、「真実の愛(ài)が見つかるまでは帰らない」と言いながらマンションを出て行く。マンションの警備員は、1人目は「午後には帰ってくる」、2人目は「夕方には帰ってくる」と予想したが、「真実の愛(ài)」を探しに行った女性は「永遠(yuǎn)に帰って來(lái)ないだろう」と予想した。