一日で6.5％という大幅な値下がりにより、上海、深センの両証券取引所は時(shí)価総額が71兆5700億元（約1428兆6999億円）から67兆5100億元（約1347兆6531億円）に目減りし、一日で4兆600億元（約81兆756億円）が「蒸発」した。中國証券登記結(jié)算有限公司がまとめたデータによると、現(xiàn)在のA株口座2億100萬口座は、1口座あたり平均で2萬元（約39萬9千円）の損失を出したことになる。投資家は切りさいなまれるような心境で、「1カ月努力して稼いだものが、一日で値下がりして無になってしまった」と嘆く。

高騰を恐れる気持ちと大規(guī)模な調(diào)整が行われたことにより、一部の投資家の態(tài)度が慎重になっている。「新京報(bào)」の報(bào)道によると、教育機(jī)関で働く30歳間近の張さんは、今年3月に10萬元（約199萬7千円）の元手で株式市場(chǎng)に參入し、直近の保有額は約50萬元（約998萬5千円）で、40萬元（約798萬8千円）を稼ぎ出した?！感膜闇鹤悚馈￥长煲陨贤顿Yはできないと思い、25日に口座を解約した」という。

このたびの強(qiáng)気市場(chǎng)にあおられて少なくない投資家が仕事を辭めてデイトレーダーになろうとしたが、その多くが今回の大暴落の日の3時(shí)過ぎに、密かに辭職願(yuàn)いを破り捨てた。こうした人々は、すっかりご無沙汰になっていた仕事にこれまでの百倍もの情熱を注ぐようになったという。

▽両市場(chǎng)の取引額が4日連続で2兆元突破 今後の動(dòng)きへの備え

上海指數(shù)5千ポイントの大臺(tái)を目の前にして、これから市場(chǎng)はどうなるのだろうか。28日の市場(chǎng)は慘憺たるものだった。専門家は今後の市場(chǎng)について、「現(xiàn)在、ほとんどの銘柄は天井が予想されており、収益を上げる時(shí)期にきている。投資家は攻撃から防御に転じ、ハイレバレッジからゼロレバレッジに転じ、攻撃型銘柄から防御型銘柄に移行するべきだ。一部の予想値が低いブルーチップ銘柄には引き続き値上がりの可能性がある」と話す。

値上がりを期待するムードが高まっており、業(yè)界関係者は「勢(shì)いのある強(qiáng)気市場(chǎng)はしばらく出現(xiàn)しないが、今後も市場(chǎng)には上昇のエネルギーが十分にある」と話す。アナリストは、「今回の調(diào)整により、利益を上げている銘柄にかかる圧力がしっかりと解消され、市場(chǎng)はさらに遠(yuǎn)くまで進(jìn)めるようになる。下半期にはブルーチップ銘柄が引き続き期待に応える見込みだ。これまで停滯気味だった銘柄、たとえば不動(dòng)産、銀行、証券、自動(dòng)車などは資金が注目する低評(píng)価の投資先になり、今後の値上げを牽引する存在になる可能性がある。このたびの調(diào)整を経て、今は金やダイヤのような優(yōu)良銘柄を探し出す時(shí)だ」という。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年5月29日