「正面の戦場」と「敵後方の戦場」は互いに協(xié)力し合い、日本陸軍主力部隊に打撃を加え、牽制し続けた。統(tǒng)計によると、日本の陸軍の太平洋戦爭開戦時の総兵力は51個師団。うち、中國には35個師団、東南アジアには10個師団が投入された。日本陸軍の兵力の約70％が中國に投入された一方で、太平洋戦線の兵力は20％に満たない。

（３）中國の抗日戦爭は日本による世界戦略を力強(qiáng)く抑制し、ソ連?米國?英國ら同盟國の作戦を効果的に支援した。

　日本の北進(jìn)政策は、中國を拠點(diǎn)とし、ソ連極東に攻め込むというものだった。日本がソ連に進(jìn)攻するにはまず中國を攻略する必要がある。しかし、中國の粘り強(qiáng)い抵抗?反撃に遭い、日本は陸軍の主力部隊を中國戦線に投入せざるを得なくなり、北進(jìn)政策を?qū)g施できなかった。

　日本は東南アジアと西南太平洋地區(qū)の占領(lǐng)を目的とする南進(jìn)政策を強(qiáng)め、米英両國と対決した。1943年初め、日本は太平洋戦線において戦略的防衛(wèi)に転じた。しかしこのとき、日本の陸軍主力部隊は依然として中國戦線にいたため、太平洋での米軍の反撃に良好な條件が整った。

　日本の西進(jìn)政策は、インド?インド洋へ進(jìn)軍し、中東でドイツ?イタリアと合流するというものだった。1942年7月、日本の陸海軍は天皇に上奏し、太平洋からインド洋に作戦の重點(diǎn)を移すことを決定した。しかし、このときも日本の陸軍主力部隊が中國にいたため、この計畫は実行できなかった。

（４）中國は反ファシズム連合の創(chuàng)設(shè)を促し、戦後の國際秩序の再建に積極的に參加した。