ある平凡な土曜日、日本の多くの診療所が休診日となっていたが、鍼灸師?賀偉さん(54)が日本で開設した精誠堂鍼灸治療院は異常な混み具合だった。この診療所は東京都世田谷區(qū)の閑靜な住宅地に位置する。決して見付けやすい位置ではなかったが、患者は口コミなどを通じてひっきりなしに訪れる。入ってみると、中には趣のある中國風の機や椅子、陶器のスタンド、真っ赤な中國の壁飾りに古式蒼然たる隔壁と、そこには中國の香りが漂っていた。人民日報が伝えた。
賀さんは2008年にここに越してきた。1階は診療所で2?3階は住まいだ。午後3時頃、2人の患者が待合室で待ち合わせ、3人の患者がベッドに橫になり、身體には針がいくつか刺さっていた。聞けば數(shù)十年通い続ける患者もいれば初診の患者もいるという。
調(diào)布から來た花巻さん(67)は、數(shù)年前に目を患い、瞼を開くにも一苦労で、今では歩くこともままならないという。これまでいくつもの病院に通ったが、一向に効果が見られない。友人の紹介で今回初めてこの診療所を予約した。診療を終えるや否や、「初めてなのに少し良くなった気がする」と話す。
玉井恵子さん(67)は10年前から毎週のように精誠堂で鍼灸を受ける患者の一人。「中國の鍼灸治療を受けるようになってから、ほとんど病気にならなくなった。だから暮らしの中で色んなことに挑戦できるようにもなった」と玉井さん。さらに、外國人が日本で開いた診療所でここまで評判がいいのは珍しいとも語った。
中年男性の伊藤さんは苦しそうな顔を浮かべて診療所を訪れるも、帰るときには笑顔になっていた。5ヶ月前から五十肩がひどく、腕が上がらない狀態(tài)だったのが、精誠堂で賀さんに針を刺してもらって上がったるようになったという。5ヶ月の苦痛が5秒でかなり治ったと、想像以上の鍼灸の効果に「また來て完治させたい」と笑顔を浮かべた。
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