冬の夕日が洪沢湖の澄み切った湖面に降り注ぐ。100隻以上の貨物船が高良澗閘門前に靜かに停泊し、閘門が開くのを待つ。その間、江蘇省連雲港市灌南県の船員、王雙喜さん(33)は岸辺を歩きながら、船の充電が終わるのを待っていた。王さんによれば、一度の充電で、5、6日分の生活用の電力を賄えるという。人民日報が伝えた。
內陸部の河川?湖沼の小型貨物船と比べ、大河と海を航行する大型船の汚染物質排出量は驚異的だ。環(huán)境保護當局によると、大型貨物船は停泊後、主に船舶用の重油を燃焼して発電し、冷房?裝置?照明を維持するという。この重油の硫黃含有量は、車用のディーゼルオイルの100?3500倍に相當する。江蘇省電力公司は昨年6月から、船舶用給電設備を海?川?湖沿いの港灣?埠頭などに設置、停泊中の船舶にクリーンエネルギーを提供し、省エネ?排出削減を促した。
船舶の充電にはどのようなメリットがあるのだろうか?王さんは、「以前はディーゼルオイルを燃焼し電力を賄っていたが、1日で100元(1元は約17.95円)以上かかった。今は裝置で充電しており、平均すると1日で20?30元のみだ」と話した。江蘇省內で停泊する船が充電システムを利用した場合、二酸化硫黃と窒素酸化物の排出量を毎年それぞれ約1萬3000トン以上削減できる。これは江蘇省の2013年の排出量の1.5%と1%に相當する。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年1月13日
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