大阪に滯在した2日間はそれらを感じることは全くなかった。にぎやかさと熱狂に満ちた夕べはただひたすらきらびやかで、この都市に興味深い色彩を色濃く與えている。一方で素樸な古都?奈良ではまるで鹿と寺の絵巻の中に身を置くような気分にさせられた。美しい景色を眺めながら、時(shí)々何頭かの小鹿が目の前を橫切り、挨拶してくれる。そして木造建築のお寺が目の前に現(xiàn)れた瞬間、遠(yuǎn)くから眺めただけでも畏敬の念を抱いた。島國(guó)であることも関係しているだろうが、悠久な歴史をもつお寺の境內(nèi)は修復(fù)を重ねても當(dāng)時(shí)の面影を保ち続け、ますますその歴史の長(zhǎng)さを體現(xiàn)させている。ほかの都市と異なり、京都には高層ビルが少なく、にぎやかさも少なく、また発達(dá)した交通機(jī)関も少ないが、秩序に満ちており、笑顔とお辭儀もずっと自然な感じがする。あまねく土地で島國(guó)の人々の素養(yǎng)と優(yōu)れた環(huán)境保全に対する態(tài)度を見ることができるのだ。
2回目の日本でも、この地の食べ物への欲求は盡きなかった。デパートだろうと、大きな通りや裏通りであろうと、どんなレストランでも、みな個(gè)性に溢れている。日本では食べ物の新鮮度を気にする必要などないし、ましてその味を心配する必要など全くない。あちこちで見られる和食は旬のものを意識(shí)し、味は素晴らしく、さらにそれぞれの匠の技が光っている。細(xì)やかな作りと、量は少ないもののその質(zhì)は高く、色彩の組み合わせと盛り合わせの蕓術(shù)を極めている。
また日本人は食事の上でのこだわりも多く、食器類も大変美しい。食事は単にお腹を満足させるだけでなく、一種の蕓術(shù)品を愛でるように、美しさを享受することができるのだ。(編集TG)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2016年3月4日
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