「國民の利益は天よりも大きい。同胞がどこへ行こうとも、われわれの領(lǐng)事的保護は付き隨うべきだ」。中國の王毅外交部長(外相)は8日午前、第12期全人代第4回會議の記者會見でこう語った。人民日報が伝えた。
近年、中國人が海外で直面する危険は、出國者數(shù)の増加に伴い増大している。在外中國國民?機関の安全を保護するため、中國政府は領(lǐng)事的保護の取り組みを強化し続けている。
2014年9月、「外交部(外務(wù)?。┦澜珙I(lǐng)事的保護?サービス緊急コールセンター」12308ホットラインが正式に開設(shè)された?,F(xiàn)在までに世界200余りの在外公館をカバーしている。在日本中國大使館、在マレーシア中國大使館、在ニューヨーク中國領(lǐng)事館は業(yè)務(wù)時間外の領(lǐng)事的保護電話受付サービスも行っており、條件が整い次第、徐々に世界に広げていく。これにより中國國民は海外で困難に遭遇した際、直ちに助けを求められるようになる。
外交部によると、2015年4月にネパールでマグニチュード8.1の大地震が発生した際、現(xiàn)地の交通はほぼ麻痺し、通信も途切れ途切れになった。無數(shù)の中國人観光客?商人の安否がわからず、ネパールにいる親戚や友人と連絡(luò)の取れない多くの人々が不安に駆られ、焦って12308に次々電話をかけて助けを求めた。しばらくの間、ホットラインにかかってくる電話は急増した。コールセンターは電話をかけてきた人々の心を落ち著かせ、連絡(luò)の取れない人々の情報を詳しく記録すると同時に、作成した名簿を?qū)熡盲违庭氓去铹`クを通じて在ネパール中國大使館に速やかに送り、當事者が大使館の助けを速やかに得られるようにした。地震の期間中、1230ホットラインは助けを求める電話計500件余りを処理した。対象となった被災(zāi)地の中國國民は2000人余りに上る。
王部長によると、昨年1年間だけで外交部と在外公館は8萬件余りの領(lǐng)事的保護案件を処理した。平均すると1日235件、6分ごとに1件だ。このうち12308領(lǐng)事的保護ホットラインは延べ10數(shù)萬件の電話を受け、166の在外公館による計1萬5000件の処理に助力した。中國政府は海外で誘拐された同胞55人の救出に成功し、イエメンから同胞613人を無事退避させ、ネパール地震被災(zāi)地から同胞6000人余りを帰國させた。
「領(lǐng)事的保護の取り組みはいつまでも途上にある。事後救済ではなく事前予防こそが最良の方法だ。予防的領(lǐng)事的保護は今後の取り組みの方向性だ。例えば安全対策意識の啓発強化、條件を満たす國での軍民協(xié)力センターの設(shè)立、現(xiàn)地の領(lǐng)事的保護連絡(luò)員の採用などだ」。王部長は「中國は領(lǐng)事的保護の拠點を國外へ移し、対応までの時間を短縮し、活動効率を高め、できるだけ問題を現(xiàn)地で解決し、大規(guī)模な移動がもたらす不必要な損失を避ける」と表明した。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年3月9日
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