廈門大學(xué)（福建省廈門市）の王曉翀さんは「大學(xué)の役割は教育であって、観光客に観光を提供するところではない。もし大學(xué)に付加価値を付けたいなら學(xué)術(shù)面においての影響を與えるべき。特にそれらの観光客が確実に學(xué)生の勉強(qiáng)や正常な學(xué)校生活の妨げになるとき、在校生にとって不利益や不公平を生み出す」と自身の考え方を明かした。ネットユーザーが選ぶ「中國で最も美しい大學(xué)トップ10」において廈門大學(xué)は2位になっており、同校を見學(xué)に訪れる観光客は後を絶たず、校門には毎日大勢(shì)の観光客が並んでいる。これに対して同校の在學(xué)生は、「キャンパス內(nèi)で自転車を乗るにも困難だ」としみじみと話す。

大學(xué)の社會(huì)的機(jī)能と教育的機(jī)能は両立できる

大學(xué)を開放すべきか否かという問題において、中山大學(xué)（広東省広州市）社會(huì)學(xué)部の學(xué)部長である王進(jìn)教授は、「大學(xué)のキャンパスは當(dāng)然開放すべきだ。私から見ると、大學(xué)の社會(huì)的機(jī)能、社會(huì)的責(zé)務(wù)は非常に重要であり、教師や學(xué)生が作り出す小さな世界をはるかに超えている」と話す。

鄭州大學(xué)公共管理學(xué)院の韓恒教授は、「學(xué)校も最も主要な役割は當(dāng)然教育と研究だが、キャンパスは文化の継承、社會(huì)的啓発に影響を與えるという役割を持っている。多くの保護(hù)者が子供を連れてキャンパスの雰囲気、キャンパスの文化を味わいに訪れるが、これもキャンパスが発揮する社會(huì)的役割でもある。しかし全く制限なしに開放することは學(xué)校教育、學(xué)生の勉強(qiáng)、生活、安全や學(xué)校環(huán)境に対して確実に影響を與える。このような狀況においては一定の制限を設(shè)けるのも必要である」と考えている。

王教授は武漢大學(xué)（湖北省武漢市）の桜の季節(jié)を例にとり、武漢大學(xué)が今年採用した予約制は理に適っており、よい試みだとみている。(編集JK)

「人民網(wǎng)日本語版」2016年4月7日