また橫井大使は経済面については客観的なデータを引用し、「初めて訪中した1980年の中國のGDPは日本の10分の1だったのに対し、中國の人口は日本の10倍だった。そのため、1人あたりのGDPは日本の100分の1に相當(dāng)した。その後、上海総領(lǐng)事として著任した2008年、中國のGDPはすでに日本とほぼ同じレベルを保ち、そして現(xiàn)在、日本のGDPはおよそ5兆ドルで、一方の中國は10兆ドルを超えて、日本の2.2倍程度にまで成長している」と説明。
そして「たった36年という短い年月で、中國経済には巨大な変化が生じただけでなく、両國の世界における立ち位置や各國の関係にも変化が生じている??陀Q的な條件の変化に伴い、新しい情勢に合わせた、新しい日中関係を構(gòu)築する必要がある。このような日中関係は世界各國と地區(qū)に平和的な安定をもたらし、日中両國の國民にとっても有益であり、大局から日中関係を見つめることで、両國の安定した健全な関係発展を促すことができるだろう」と指摘した。
今後の業(yè)務(wù)計畫について橫井大使は「正式に大使としての業(yè)務(wù)を始めるにあたり、中國の政治、経済、文化等各界の人々と數(shù)多く交流を持ちたい。特に首脳間の交流は非常に重要であり、岸田外務(wù)大臣の訪中で築かれた日中関係の改善を足掛かりに、今後は首脳會談の実現(xiàn)に向けて努力していきたい」と語った。
歴史問題については、「國交正常化より、歴史問題は日中両國における重要な課題であり続けた。歴史問題は軽視していいわけではないが、それにとどまらず、歴史問題を常に念頭に置きつつも両國関係の改善、発展に向けて努力し続けることが本流であると考える」とした。
また2017年は日中國交正?;?5周年となる節(jié)目の年であることをうけ、「これは両國関係を新たに見つめなおしながら、さらに発展させていくという重要な良いきっかけとなる。赴任前に東京で赴任準(zhǔn)備を行い、様々な人たちにも會った。そして來年のこの重要な年に両國関係をさらに推し進(jìn)め、改善すべきだと考える人も多く、これらの人々と協(xié)力しながら、日中関係の発展に盡力したい」と考えを述べた。
記者會見の最後には記者から橫井大使個人の趣味についての質(zhì)問が上がった。橫井大使は「ゴルフが大変好きだが、トルコ大使在任期間中はゴルフの機(jī)會が非常に少なかったので、時間があればまたゴルフをやってみたい」と答え、ゴルフの他にもスキューバダイビング、テニス、読書などの趣味があること、また中華料理好きであることを明かした。(編集TG)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年5月17日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-3680