日本で福島第一原子力発電所事故が発生して5年が経過した今も、その影響はまだ完全に取り除かれていない。日本と米國の専門家は最近、同事故で海に流出した汚染物質(zhì)は太平洋を橫斷し、北米西海岸まで達(dá)したとの見方を示した。しかし、米國の専門家にとって意外なことに、米國連邦機(jī)関は関連の海洋研究を支持していない。新華社が伝えた。
東京海洋大學(xué)副學(xué)長で、日本海洋學(xué)會の副會長も務(wù)める、神田穰太教授は取材に対して、「同事故で流出した主な放射性物質(zhì)はセシウム137。海へ流出したセシウム137の量は、1京ベクレルから2京ベクレルと考えられており、5京ベクレルとする研究者もいる」と指摘する。神田教授がパソコンで示した海洋の放射性物質(zhì)のモニタリングマップによると、現(xiàn)在、太平洋西側(cè)の海域のセシウムより、東側(cè)のほうが多くなっている。つまり、海の流れに乗り、セシウムは既に米國西海岸にまで達(dá)していることになる。
北米の科學(xué)界は実地調(diào)査によりその証拠を得ている。米誌「科學(xué)アカデミー紀(jì)要」は昨年、カナダのBedford Institute of Oceanographyの科學(xué)研究者の報告を掲載し、「北米の太平洋側(cè)沿海で、福島第一原子力発電所事故で放出された放射性物質(zhì)が検出された」と指摘した。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年5月25日
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