ネット用語(yǔ)はシンプルでしかも要點(diǎn)をついた表現(xiàn)となっており、スピードが求められるインターネット時(shí)代のニーズを満たしている。また、そこには束縛されることを嫌い、自由を求める文化もある。ネット用語(yǔ)は、社會(huì)の変遷だけでなく、社會(huì)の人々の心理狀態(tài)をも物語(yǔ)っている。
中國(guó)の教育部(省)と國(guó)家言語(yǔ)文字活動(dòng)委員會(huì)が今年5月に発表した「中國(guó)言語(yǔ)生活狀況報(bào)告(2016)」では、2015年のネット流行語(yǔ)に「大事な事は3回言う」や「都會(huì)の人はよくやるね」、「気品が大事」などが選ばれている。同報(bào)告は11年連続の発表。北京語(yǔ)言大學(xué)の楊爾弘教授は、「毎年、ネット流行語(yǔ)はネットユーザーが社會(huì)生活に注目し、そこで感じていることを反映している」と分析している。
ネット用語(yǔ)は、社會(huì)文化の「リトマス紙」で、言葉の背後にある社會(huì)の「酸性?アルカリ性」を正確に判定していると言えるかもしれない?,F(xiàn)在、ネット用語(yǔ)を代表とする「インターネットサブカルチャー」は、脇役から主役へと変化しており、一種の優(yōu)勢(shì)文化として、社會(huì)の公共生活に影響を與えている。
二次元の世界から「癒し」を得る新世代
1990年代生まれの女性?陳熙さん(仮名)は最近、重慶アニメ?コミック?ゲーム展に金髪に和風(fēng)のロングスカート、黒のニーハイソックスという姿で參加した。
「日本のマンガに出てくるキャラクターのコスプレ。二次元のイメージを三次元の世界で表現(xiàn)できるのがコスプレのおもしろいところ。アニメのキャラクターに扮すると、癒される感じがする」と陳さん。
現(xiàn)在、二次元の世界が、ネット流行語(yǔ)や文化の発生源となっている。10年に人民日?qǐng)?bào)の一面で使われた「給力」は、元々ある日本のマンガの中國(guó)語(yǔ)吹き替えで使われた言葉だった。米経済誌「フォーブス」のサイトは最近、中國(guó)の二次元史上に注目する記事を掲載し、「中國(guó)では多くの若者がバーチャルの世界に逃げるようになっている」と指摘した。
「逃げる」という言葉は少し大げさかもしれないが、二次元文化が一世を風(fēng)靡しているのは事実だ。現(xiàn)在、動(dòng)畫配信サイトで「弾幕」を入れたり、アニメ関連商品を買ったり、多種多彩なテーマの二次元映畫を観賞したりすることが、インターネット時(shí)代に生まれた若者の娯楽の一つとなっている。
このウェブサイトの著作権は人民日?qǐng)?bào)社にあります。
掲載された記事、寫真の無(wú)斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn