海底の深層には炭化水素を豊富に含む流體があり、それは上向きに流れるか海底に溢れ出し、噴火口に似た地形を形成することとなり、科學(xué)者はそれを「海底窪地」（Pockmarks）と呼んでいる。調(diào)査により、南中國海の北部と西部の海底には、このようなくぼみが多くあることが明らかになった。新華網(wǎng)が伝えた。

中國1萬メートル級(jí)有人深?？茖W(xué)調(diào)査母船「張謇號(hào)」が現(xiàn)在、南中國海で科學(xué)調(diào)査中だが、北緯21.75度、東経118.27度の南中國海の海域を航行した際に、リアルタイムで表示された海底3D地形図には、7?8個(gè)の大小さまざまな楕円形のくぼみが見られ、海底を踏んだ動(dòng)物の「足あと」のように見える。

上海海洋大學(xué)海洋科學(xué)學(xué)院の何林幇研究員によると、この海底のくぼみは1960年代に初めて発見されてから、全世界の海洋で発見されている。その分布は広範(fàn)で、強(qiáng)い溫室効果ガスであるメタンガスや未來のエネルギーと呼ばれるメタンハイドレートと密接に関連しているため、それに関する研究は常に、海洋地質(zhì)分野で注目されている。

専門家の分析によると、南中國海の北部と西部にあるこのくぼみは、主に大陸棚付近の傾斜帯、大陸斜面のエリアに分布している。これは過去1000年に渡り、南中國海の活動(dòng)構(gòu)造のうち最も活発なエリアであり、沈積がやや脆弱なエリアでもあるということだ。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年7月22日