その一、中國とASEAN諸國との関係に公然と水を差す。日本はフィリピンの新大統(tǒng)領(lǐng)が外交政策において、米日に頼って中國に対立するアキノ政権の手法を直ちに継承せず、中國との接觸強(qiáng)化、両國関係の改善を望んでいることを見ている。フィリピンも南中國海仲裁裁判の結(jié)果にこだわらず、最近南中國海でヒートダウンの傾向を見せている。こうした中、中國の脅威を意図的に誇張し、中國のイメージを歪めることは、日本の外相が近く行なうフィリピン訪問で日比関係を近づけるのに自ずと都合がよい。日本は南中國海仲裁裁判の結(jié)果を蒸し返して、対中政策で後退するようフィリピンをそそのかしてすらいる。

その二、同盟を結(jié)んで中國の発展を牽制しようとしている。中國への対処を名目とすることで、日本は米國の「アジア太平洋リバランス」戦略に一層參加すると共に、同盟體制の中でより重要な地位を占めることができる。南中國海が緊張し、東中國海が不安定化するほど、日本としては力を振るうのに都合が良い。

その三、政治?軍事大國化の目標(biāo)を最終的に実現(xiàn)する。日本は中國への防備を口実に、「中國の脅威」を作り出すことで視線をそらし、軍備投入を強(qiáng)化し、集団的自衛(wèi)権の行使を容認(rèn)し、地域の安全保障問題への介入を強(qiáng)めている。日本側(cè)のこの計畫は近年一歩一歩進(jìn)められており、地域に安全保障上の新たな災(zāi)いのもとをもたらす可能性がある。

中國が虛像に欺かれることはなく、國の核心的利益において妥協(xié)することはなおさらにないということを指摘しておかなければならない。東中國海における中國の合理的、合法的な行動に対して、日本が「大騒ぎ」する必要はないし、ましてや「抗議中毒」になる必要はない。さもなくば、天に唾する結(jié)果になる可能性が高い。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年8月9日