21日、中國山東省青島市の稅関は、海鮮密輸に関する重大事件を公開した。中國國外で仕入れたものを、稅関を避け密輸して、中國國內(nèi)で販売するプロの密輸組織がここ2年の間に、タラバガニなどの高級水産物を5000トン余りを密輸した。金額に換算すると2.3億元(約34億円)にも及ぶ。
稅関密輸監(jiān)視官は、これらの水産物がベトナムを経由してくるのは、脫稅目的以外にも、これらの高級水産物に福島県周辺で捕れるものが含まれるため、検疫を逃れるためとみている。
2011年の東日本大震災の発生より、日本の福島県の周辺海域の水産物は放射能に汚染されている恐れがあるため、世界各國では輸入を規(guī)制している。地元市民もそこで捕れた水産物は口にしないため、福島県の周辺海域の高級水産物は価格は底値となっている。
コールドチェーンは輸入水産物のコストを拡大させることとなっているが、低価格の問題水産物を扱う密輸組織にとっては、それでも比較的大きな利益につながる。取り締まりを避けるため、密輸組織は対策として海外でパッケージしたり、なかには生産日時まで修正し、さらに數(shù)千キロの長距離を迂回して、中國國內(nèi)に運ばれ販売されるようなケースも生じている。(編集TK)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年8月23日
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