中國社會科學(xué)院が中心となり、中國社會科學(xué)院都市発展?環(huán)境研究所、社會科學(xué)文獻出版社が協(xié)力して編集が進められてきた「持続可能な開発のための2030アジェンダの研究書シリーズ」の成果発表會が、このほど北京で行われた。そのうちの1冊「不平等の減少と持続可能な発展」は、「中國は世帯の所得格差の縮小で目立った成果を上げた」との見方を示す。「京華時報」が28日に伝えた。
関連の研究によると、中國は実踐を通して模索と総括を繰り返し、経験を蓄積して、極めて有効な理論を構(gòu)築した。経済的収入と社會発展をめぐる制度的構(gòu)造と空間的構(gòu)造を絶えず改善し、制度設(shè)計と空間の最適化の両面から不平等減少のための各種の取り組みを系統(tǒng)的に展開し、目立った成果を上げており、これは制度的構(gòu)造と空間的構(gòu)造がバランスよく発展する二重構(gòu)造の理論だという。
「不平等の減少と持続可能な発展」は、中國の世帯を?qū)澫螭趣筏孔粉E調(diào)査でのミクロレベルの世帯調(diào)査データを利用し、中國の不平等減少と持続可能な発展推進の実踐、経験、成果をミクロの側(cè)面から系統(tǒng)的に研究したもので、詳細で実証的なデータ、豊富な內(nèi)容、厳密な論証、整った構(gòu)造を備える。所得データに基づき、世帯を最低の20%、やや低い20%、中間の20%、やや高い20%、最高の20%の5階層に分類。2012年には各階層の平均所得は下から順に3400元(1元は約15.3円)、1萬5700元、3萬200元、4萬9500元、11萬200元だったが、14年は4500元、1萬9100元、3萬5200元、5萬6千元、11萬7600元にそれぞれ増加した。12年から14年にかけて、世帯所得の下位2階層の平均所得の増加率は他の階層を大幅に上回り、ここから中國は社會の不平等解消、世帯所得の格差縮小で大きな成果を収めたことがわかる。
「不平等の減少と持続可能な発展」によると、中國ではこれまで「効率優(yōu)先」の経済目標に導(dǎo)かれて、東部を優(yōu)先的に発展させ、中西部がこれを追いかけるという発展政策が採用されたことから、各地域の経済?社會の発展には著しい不均衡が現(xiàn)れ、消費水準で地域間に大きな格差が生じた。格差は食品の消費に現(xiàn)れるだけでなく、文化や衛(wèi)生の消費にもよりはっきりと現(xiàn)れている。持続可能な社會の建設(shè)では、経済発展の持続可能性を?qū)g現(xiàn)するだけでなく、人と自然と社會のバランスの取れた発展を?qū)g現(xiàn)することがより重要だという。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年8月29日
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