資料寫真
60歳すぎの任月娥さんの故郷は江西省の農村だ。子供は2歳違いの息子と娘の2人で、いずれも省外の大學に進學した後、省庁所在地で働き、結婚して家庭を築いている。しかし任さんやその夫は「農村での生活に慣れ親しんでいるので、都會には數(shù)日間遊びに行くくらいならいいが、長くなるとあちこち具合が悪くなる」と話す。西安日報が伝えた。
だが、內孫や外孫の誕生にともない、彼らは居心地を云々できなくなり、孫たちの世話をするため都會に行かざるを得なくなった。しかも間の悪いことに、任さんの內孫と外孫がほぼ1ヶ月違いで誕生。任さんは「息子の嫁と娘婿の両親はどちらも身體の調子が良くないので、私と夫は、長沙と西安に分かれて、孫の世話をしに行かざるを得なかった」と語った。
2010年3月に西安にやってきてからというもの、任さんは夫とは1年に1度しか會えなくなってしまった。彼女は「夫と結婚してから、數(shù)十年一緒に暮らしてきた。こんなに長い間離れて住むことなどなかった。年を取ってから別居しなければならないなんて考えもしなかった」と話す。
「80後」(1980年代生まれ)が結婚?出産期に入った現(xiàn)在、任さんのように「仲睦まじい夫婦が年老いてから離れ離れになる」現(xiàn)象が、都市部でますます多くみられるようになった。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn