近年、中國では高速鉄道が急速に発展し、機関車は次第に歴史の舞臺から姿を消している。そんな中、山東省には、依然として現(xiàn)役で活躍し、大人気となっているレトロな機関車がある。
山東省の■博(■はさんずいに緇のつくり)市と泰安市を結(jié)ぶ同列車は今年で現(xiàn)役42年目。ディーゼル機関車で、食堂車やエアコンはなく、照明や扇風(fēng)機に電気が使われているほかは、ストーブでお湯を沸かしたり、暖を取ったりしている。始発駅から終點までの運賃は11.5元(約172円)。1駅乗るだけならわずか1元(約15円)だ。
この最もゆっくり走る機関車が今日に至るまで走り続けている主な原因は、辺鄙な山間部や農(nóng)村を通過するためで、アクセスの不便な地域に住む人々にとっては貴重な「足」となっている。また、最近では同列車が大きな話題となり、沿線の風(fēng)景を楽しむために乗車する旅行者も増加している。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年9月28日
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