中國は近日中に、地球CO2観測科學(xué)実験衛(wèi)星を打ち上げる予定だ。數(shù)に限りのある地上観測ステーションだけでは、大陸間および局地的な量化された、高精度の炭素フラックス情報(bào)を入手できないためだ。衛(wèi)星による地球上のCO2観測はすでに重要な手段となっており、日本は2009年に、米國は2014年に炭素観測衛(wèi)星を打ち上げている。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

中國科學(xué)院微小衛(wèi)星革新研究院炭素観測衛(wèi)星チーフデザイナーの尹増山氏は「中國の炭素観測衛(wèi)星はモジュール化衛(wèi)星プラットフォーム、高精度CO2観測裝置、雲(yún)?煙霧質(zhì)観測裝置でできている。重さは620キロで、地上から700キロ離れた太陽同期軌道上を運(yùn)行する。衛(wèi)星は16日ごとに地球の全面的な検査を行い、地上の2平方キロ內(nèi)のCO2の濃度を調(diào)べることができる」と説明した。

炭素観測衛(wèi)星の原理は以下のようだ。大気が太陽光を浴びる際に、二酸化炭素分子が光吸収の特徴を示す。炭素観測衛(wèi)星は光吸収線を精密に測量することで、大気中のCO2濃度を?qū)Г訾埂ｋ?yún)?煙霧質(zhì)観測裝置は雲(yún)と大気中の煙霧質(zhì)による影響を取り除く。衛(wèi)星は軌道上に打ち上げられると、3年間に及ぶ任務(wù)を開始する。中國各地?各都市の炭素排出狀況を詳細(xì)に観測?分析し、重點(diǎn)地域の炭素排出量を明らかにすることができる。また中國はこれにより初歩的な地球上のCO2濃度観測能力を形成し、世界の気候変動(dòng)の研究における根拠を得られることとなる。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年12月14日