世界貿(mào)易機関(WTO)の「環(huán)境物品協(xié)定」(EGA)の交渉が最終的に一致をみなかったことが中國のせいだとされていることについて、商務(wù)部(商務(wù)省)の王受文副部長は現(xiàn)地時間の5日にスイス?ジュネーブで、「中國は交渉を進めるため積極的な貢獻を行った」とコメントした。中國新聞網(wǎng)が伝えた。
WTOは3日から4日にかけてジュネーブでEGA交渉関係國閣僚會議を開催した。2日間の討論を経て、交渉は一定の進展をみたが、対象になる製品のリストといった問題をめぐって関係國は共通認識に達することができなかった。歐州連合(EU)歐州委員會のセシリア?マルムストロム委員(通商擔當)は會議の後で、「協(xié)定が最終的に合意に達しなかったのは、中國が會議の後の方になって新たな製品リストを提出したからだ」と述べた。
王副部長はこれに対し、「実際の狀況はこうだ。會議の始まる前に、まずEGA交渉代表を務(wù)めるオーストラリアのアンドリュー?マーティン參賛がリストを提出したが、これには各方面の利益がバランスよく反映されていなかったので、交渉の基礎(chǔ)とすることができず、交渉が難航した。こうした狀況の中、4日の午前中に今回の會議の共同議長國のEUと米國が新たなリストを提出したが、各方面のずれは大きく、これも共通認識に達しなかった」と説明した。
王副部長は続けて、「交渉の硬直した局面を打破するため、中國は極めて大きな努力をして、2時間後に柔軟性に富んだ、各方面の核心的な注目點の解決を目指したリストを提出した。中國のリストは最終的に共通認識に達することができなかったが、ほとんどの參加者が中國の努力に対し賞賛の意を示した」と述べた。
王副部長は、「會議はまだ合意に達していないが、參加者はいずれも多國間貿(mào)易體制や環(huán)境問題への対応について承諾すると同時に、來年も引き続き努力して、質(zhì)が高く、バランスのとれた、環(huán)境?貿(mào)易?発展を推進する『一挙三得』の環(huán)境物品協(xié)定の締結(jié)を目指すとしている」と強調(diào)した。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年12月6日
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