かけがえのない財産は「脳內(nèi)キャビネット」
村上春樹の作品の英語訳を數(shù)多く手掛けたハーバード大學(xué)のジェイ? ルービン教授は、「村上春樹の優(yōu)れた成果は、生活において微妙でかゆくても手が屆かない部分を體験、観察したことら生まれた」と表現(xiàn)する。では、村上春樹は普段の生活の中で、ちょっとしたことをどのように蓄積してきたのだろう?
村上春樹の秘密の武器は、「脳內(nèi)キャビネット」という。これについて、村上春樹は、「僕の頭の中には大きなキャビネットが備え付けられている。そのひとつひとつの抽斗の中には様々な記憶が情報として詰まっている。大きな抽斗もあれば、小さな抽斗もある。中には隠しポケットのついた抽斗もある。小説を書くことに意識が集中してくると、どのあたりのどの抽斗に何か入っているかというイメージが頭にさっと自動的に浮かんできて、瞬時に無意識的にそのありかを探し當(dāng)てられる」と語っている。
彼にとって、「物語を語るというのは、言い換えれば、意識の下部に自ら下っていくこと。心の闇の底に下降していくこと」で、「大きな物語を語ろうとすればするほど、作家はより深いところまで降りて行かなくてはならない」という。村上春樹が來年2月に発売すると発表した新作の長編小説に大きな期待がかかる。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年12月15日
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