今年4月、日本に旅行に來ていた中國(guó)人の看護(hù)師?任雙雙さんが、てんかんの発作を起こして倒れた日本の中學(xué)生に手當(dāng)てをし、中日両國(guó)から稱賛の聲が上がった。任さんは河南省腫瘤病院で働く看護(hù)師で、困った人を進(jìn)んで助ける中國(guó)人の美徳を示し、社會(huì)で好評(píng)を博したほか、阿里巴巴(アリババ)の公益プロジェクト「天天正能量」で特等賞に選ばれ、賞金5000元(約8萬5千円)を獲得した。大河報(bào)が報(bào)じた。
このプラスのエネルギーを伝えるために、任さんは、河南省腫瘤病院骨?軟部組織科で治療を受ける子供の患者が本を読んだり、勉強(qiáng)したりして、治療中にも気晴らしができるようにと図書室を設(shè)置し、各種図書約200冊(cè)を寄付した。また、この計(jì)畫を知った北京軽松籌有限公司は、移動(dòng)図書館車1臺(tái)と児童図書200冊(cè)を寄付することに決めた。10月18日、図書室「雙雙愛心書屋」が正式にオープンした。
同病院の骨?軟部組織科の蔡啓卿?科長(zhǎng)によると、「骨腫瘍を患う子供は、手術(shù)を受けてから化學(xué)療法を終えるまでに約1年かかる。手術(shù)後、非常につらい化學(xué)療法を歯を食いしばって受けなければならず、嘔吐や脫毛などの副作用にも悩まされる。また、病気の発見が遅かった場(chǎng)合、手足の切斷という殘酷な現(xiàn)実にも直面する。さらに、病気の悪化や再発などのリスクもあり、病魔と死への恐怖といつも戦わなければならない。同科で現(xiàn)在治療を受けている子供のうち、最年少は5-6歳で、學(xué)校に行って勉強(qiáng)することはできない。そのような子供たちは、入院中、テレビを見たり、攜帯でゲームをしたりするしかなく、退屈な毎日を送らなければならない」という。
今後、骨?軟部組織科に設(shè)置された「雙雙愛心書屋」は毎日午後4時(shí)以降、子供向けに開放される。その日の治療が終わり、醫(yī)師らの同意を得た上で、子供らは親と共に、ここで本を読んだり、字を書いたり、絵を描いたりすることができる。また、申請(qǐng)すると、本を病室に持ち帰り、読むこともできる。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年10月22日
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