フランスのマクロン大統(tǒng)領(lǐng)が8~10日、習(xí)近平國家主席の招待で中國を公式訪問する。中國にとって、第19回中國共産黨大會精神の貫徹を開始する年に初めて迎える外國元首の訪問であり、中仏関係は新たな歴史的発展のチャンスを迎える。(文:易凡?國際問題ウォッチャー。人民日報海外版コラム「望海樓」掲載)
フランスは西側(cè)の大國で初めて新中國と正式に國交を樹立した國であり、両國の國交樹立は世界の構(gòu)造に計り知れない影響を與えた。中仏関係は長期にわたり中國と西側(cè)の大國との関係の前列を歩んできた。近年はさらに成熟、安定し、活力に富んでいる。中仏関係の獨(dú)自性の理由を示す3つの大きな特質(zhì)がある。
(1)獨(dú)立自主、政治的相互信頼。國交樹立から50年余り、中仏の歴代指導(dǎo)者は常に戦略的?長期的観點(diǎn)から両國関係を受け止め、扱い、集団間の対立を超越し、小異を殘して大同につく、互恵?ウィンウィンのたゆまぬ探索と実踐を堅持してきた。両國は他に先駆けて包括的パートナーシップ、包括的?戦略的パートナーシップを構(gòu)築し、戦略対話を?qū)g施し、大型文化テーマ年を相互開催し、文化センターを相互開設(shè)して、東西文明の和やかな付き合い、大國間の相互尊重と相互信頼、ウィンウィンの発展の模範(fàn)となった。獨(dú)立自主に基づく政治的相互信頼が、両國による前進(jìn)の方向の把握を確保する。これは中仏関係の核心的特質(zhì)、及び両國が長期の交流により蓄積した貴重な財産であり、大切にし、継承、発揚(yáng)するに値する。
(2)果敢に他に先んじる、互恵?ウィンウィン。フランスは西側(cè)で初めて中國と民生用原子力協(xié)力を?qū)g施し、中國と航空輸送協(xié)定を締結(jié)した國であり、最も早く対中投資を始めた國の1つでもある。2014年3月の習(xí)主席による歴史的訪仏は、緊密かつ持続的な中仏包括的?戦略的パートナーシップの新時代を切り開いた。中仏協(xié)力は全面的に加速し、企業(yè)の全産業(yè)チェーン協(xié)力、共同研究開発?製造、第三國市場の共同開拓というさらに高い段階へと邁進(jìn)している。雙方は「メイド?イン?チャイナ2025」とフランス未來工業(yè)計畫を積極的に連攜させ、持続可能な発展、金融、農(nóng)業(yè)食品、イノベーションなど新興分野の協(xié)力を大いに拡大し、より緊密なパートナーシップを築き、引き続き中國と西側(cè)の協(xié)力を先導(dǎo)し、世界経済の持続可能な発展、國際産業(yè)の高度化に「中仏の案」を貢獻(xiàn)している。
(3)責(zé)任感を持ち、世界の利益を図る。中仏両國は共に國連安保理常任理事國であり、國際問題に重要な影響力を持ち、人類の命運(yùn)に関わる重大な問題において責(zé)任を共有している。
大國の地位を自覚する中仏両國は世界の多極化、経済のグローバル化、文明の多様性、國際関係の民主化の推進(jìn)などの面で立場が高度に符合する。覇権主義への反対からテロ取締りまで、核不拡散から「パリ協(xié)定」締結(jié)の後押しまで、國連憲章の趣旨と原則を核心とする國際秩序の維持から國際通貨基金(IMF)改革の推進(jìn)まで、両國は連攜して多國間主義を発揚(yáng)し、紛爭問題の解決を後押しし、グローバルな試練に対処し、グローバル?ガバナンスを整備し、世界平和の維持、共同発展の促進(jìn)という大義を共に擔(dān)っている。中國はEUの創(chuàng)始メンバー及び核心的大國としてフランスの果たす重要な役割を以前から重視し、歐州統(tǒng)合プロセスを終始支持し、フランスと共に、引き続き中國と歐州の4大パートナーシップの構(gòu)築を後押しし、中國と歐州、アジアと歐州の共同繁栄を促進(jìn)することを望んでいる。
事実が証明しているように、中仏両國には根本的な利害衝突がなく、歴史の重荷がない。あるのは評価し合い、引かれ合う優(yōu)れた二大文明の相互重視、獨(dú)立自主、果敢に他に先んじ、責(zé)任を擔(dān)う精神の共鳴、政治的相互信頼、互恵?ウィンウィン、世界全體の幸福を図る戦略の符合だ。マクロン大統(tǒng)領(lǐng)は対中関係を重視しており、習(xí)主席と2回電話會談し、G20ハンブルク?サミットで初の會談にも成功した。われわれには、果敢に夢を追う中仏両國が手を攜えて共に歩めば、必ずや新たな時代の夢を?qū)g現(xiàn)し、新たな未來を開拓できると信じる理由がある。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年1月8日
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