春節(jié)（舊正月、今年は2月16日）連休が終わり、中國(guó)は「全國(guó)両會(huì)シーズン」に入る。今回の全國(guó)両會(huì)（全國(guó)人民代表大會(huì)と全國(guó)政協(xié)會(huì)議）では、新しい全人代代表と全國(guó)政協(xié)委員が初めてその姿を現(xiàn)すことになる。中國(guó)新聞社が伝えた。

注目される「新たな顔ぶれ」のほか、政界の「新たな陣容」の選出、國(guó)家機(jī)関の「新たな改革」の推進(jìn)、発展の「新たな目標(biāo)」の設(shè)定、憲法の「新たな改正」の完成、反腐敗の「新たな機(jī)関」の設(shè)置が行われる。

改革開(kāi)放40周年にあたる今年の「6つの新」両會(huì)は、中國(guó)という巨大な船の航路を明確に示すだけでなく、世界が中國(guó)を観察する上で重要な窓の役割も果たすことになる。

■両會(huì)の「新たな顔ぶれ」

現(xiàn)在、35の選挙単位が全人代代表計(jì)2980人を選出した。そのうち初めて代表に選ばれた「新人」が2200人以上となっており、全體の75％近くを占める。すでに発表された全國(guó)政協(xié)委員2千人余りの過(guò)半數(shù)も「新たな顔ぶれ」となっている。

次期全人代代表?全國(guó)政協(xié)委員がいかに職責(zé)を盡くし、政治に參與し議論するかが外部の注目の焦點(diǎn)となる。

また、全人代と全國(guó)政協(xié)の大會(huì)報(bào)道官が質(zhì)問(wèn)に対してどのような回答をするかも世界中のメディアが注目している點(diǎn)だ。

■政界の「新たな陣容」

全人代常務(wù)委員會(huì)會(huì)議は、國(guó)家機(jī)関構(gòu)成員の選挙?決定?任命を第13期全人代第1回會(huì)議の重要議題の1つとすることを提言した。全國(guó)政協(xié)常務(wù)委員會(huì)會(huì)議も、次期全國(guó)政協(xié)指導(dǎo)部の選挙を第13期全國(guó)政協(xié)第1回會(huì)議の議題とすることを提言した。そして今年の全國(guó)両會(huì)の重要な任務(wù)の1つが、次期國(guó)家機(jī)関と全國(guó)政協(xié)の指導(dǎo)部編成だ。

これは両會(huì)後、中國(guó)政界が任期満了に伴う再編成を終え、新たな陣容を形成することを意味する。

今年の全國(guó)両會(huì)の「部長(zhǎng)通路」で、報(bào)道陣は新部長(zhǎng)（大臣）から計(jì)畫(huà)を聞き、前部長(zhǎng)に別れを告げることになるかもしれない。

慣例により、全人代閉幕後、新たな國(guó)務(wù)院総理が國(guó)內(nèi)外の報(bào)道陣と會(huì)見(jiàn)し、質(zhì)問(wèn)に答える。

■國(guó)家機(jī)関の「新たな改革」

中共中央政治局會(huì)議は、26日から開(kāi)催する第19期中央委員會(huì)第3回全體會(huì)議（三中全會(huì)）の議題の1つを「黨と國(guó)家機(jī)関改革計(jì)畫(huà)の深化」の審議とすることを決定した。

黨?政府側(cè)は、新たな時(shí)代と任務(wù)が求める新たな要求を前に、黨?國(guó)家機(jī)関の設(shè)置と機(jī)能配置に「まだ完全に適応していない」點(diǎn)が2つあると指摘した。すなわち、全體目標(biāo)「五位一體」の統(tǒng)合的推進(jìn)、戦略目標(biāo)「4つの全面」のバランスのとれた推進(jìn)という要求とまだ完全に適応しておらず、國(guó)家ガバナンスのシステムと能力の現(xiàn)代化という要求とまだ完全に適応していない點(diǎn)だ。

國(guó)家機(jī)関の改革は全人代の審議?承認(rèn)を経なければならない。これは、今回の全國(guó)両會(huì)における重要な議題と焦點(diǎn)になることを意味している。中國(guó)がどう改革を通じて國(guó)家機(jī)関の機(jī)能システムに存在する障害と弊害を解決し、機(jī)能配置を最適化し、機(jī)能?方式?流儀の転換を深化させ、効率を高めて、上述の2つの「まだ完全に適応していない」問(wèn)題を解決するかが大いに注目される。

■発展の「新たな目標(biāo)」

中國(guó)経済に注目する者にとって、全國(guó)両會(huì)が発する最も重要なシグナルの1つは、政府活動(dòng)報(bào)告が今後5年、特に今年の経済発展についてどのような目標(biāo)を設(shè)定するかだ。

中央経済政策會(huì)議の決定が「定性的」であるのに対して、毎年の政府活動(dòng)報(bào)告は「定量的」なスタイルで同年のGDP成長(zhǎng)率やCPI上昇率、財(cái)政赤字、食糧生産など経済発展の中核指標(biāo)の予想値を定める。

現(xiàn)代化経済システムの建設(shè)で質(zhì)の高い発展を強(qiáng)調(diào)する政策誘導(dǎo)の下、中國(guó)が今年の経済?社會(huì)発展の目標(biāo)をどう設(shè)定するかが大いに注目される。

また、當(dāng)局がエコ発展指數(shù)など一連の新たな指數(shù)を発表する中、こうした経済?社會(huì)発展の新たな評(píng)価指標(biāo)が報(bào)告にどのように反映されるかも注目される。

■憲法の「新たな改正」

今年1月末の全人代常務(wù)委員會(huì)會(huì)議は、憲法改正草案の審議申請(qǐng)に関する全人代常務(wù)委員會(huì)の議案を第13期全人代第1回會(huì)議に上程することを決定した。

これに先立ち、第19期中央委員會(huì)第2回全體會(huì)議（二中全會(huì)）は今回の憲法改正についての全體的な要求を示し、新時(shí)代において中國(guó)の特色ある社會(huì)主義を堅(jiān)持し、発展させ、奮闘目標(biāo)「2つの百年」と中華民族の偉大な復(fù)興という中國(guó)の夢(mèng)の実現(xiàn)を憲法によって力強(qiáng)く保障する必要性を強(qiáng)調(diào)した。

中國(guó)の現(xiàn)行憲法は1982年に可決され、その後1988年、1993年、1999年、2004年の4回にわたり改正されており、今回は14年ぶりの憲法改正となる。

■反腐敗の「新たな機(jī)関」

「腐敗に手を染める勇気が出ない」から「腐敗に手を染めることができない」そして「腐敗に手を染めようとしない」へという目標(biāo)を?qū)g現(xiàn)する鍵は制度整備にある。そして制度整備の鍵となるのが國(guó)家監(jiān)察委員會(huì)の設(shè)立だ。

2017年初め、第18期中央紀(jì)律検査委員會(huì)第7回全體會(huì)議は、第13期全人代第1回會(huì)議で國(guó)家監(jiān)察法を可決し、國(guó)家監(jiān)察委員會(huì)を設(shè)立し、國(guó)家監(jiān)察委員會(huì)の構(gòu)成員を決定するという、國(guó)家監(jiān)察委員會(huì)新設(shè)の「タイムテーブル」を示した。

國(guó)家監(jiān)察法案はすでに2回の審議を終え、近く開(kāi)催される第13期全人代第1回會(huì)議で審議が継続される。

反腐敗國(guó)家立法である國(guó)家監(jiān)察法は最終的にどのような形になるのか？中國(guó)の特色ある國(guó)家反腐敗機(jī)関である國(guó)家監(jiān)察委員會(huì)はどのように始まるのか？外部はこれらに注目している。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2018年2月27日