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2018年3月23日  
 

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日本、「フラリーマン」の夫を許せない妻たち

人民網(wǎng)日本語版 2018年03月23日17:02

日本政府はこのほど、「働き方改革」を推進(jìn)し、退社時(shí)間を早めたり、殘業(yè)時(shí)間を減らしたりする企業(yè)が増えている。ところが、この改革により、各家庭の悲しい現(xiàn)実が浮き彫りになる現(xiàn)象が起きている。雑誌「環(huán)球」が伝えた。

日も落ち暗くなり、退社しても、まっすぐ家に帰ろうとはせず、公園でお酒を飲んだり、映畫館やコンビニ、本屋などをフラフラしたりして時(shí)間つぶしをする男性が増えている。最近、NHKはこのような「フラリーマン」にスポットを當(dāng)てた番組を放送した。

番組の中で、男性は取材に対して、「一人の時(shí)間が欲しい」、「早く帰ると、妻の家事の邪魔になる」などと寄り道する理由を語った。一方、同番組を見た女性たちは、「こっちは自分の時(shí)間もなく育児しているのに、ちょっとは妻の気持ちも考えてほしい」、「一番大変な時(shí)間帯に寄り道をしているフラリーマンなんて、もってのほか」などと、「許せない」という聲を寄せた。

なぜ寄り道?

東京で働いている田中さんも家にまっすぐ帰りたくない「フラリーマン」の一人だ。

田中さんは退社後に行ける場所を次々と探しており、はしご酒をしては、ウィスキーを片手に他の客としゃべったり、読書をしながらじっくり物思いにふけったり、靜かに辺りを観察したりしている。

その理由について、「家庭には特に不満がない。でも、まっすぐ家には帰りたくない。會(huì)社では中間管理職としてのストレスもあり、1ヶ月のお小遣いも少なく、父親としての立場、一家の大黒柱としての責(zé)任もある」と田中さん。「家庭と會(huì)社だけを行き來する?yún)g調(diào)な生活から抜け出せる自分の時(shí)間がなければ、ストレスを発散する機(jī)會(huì)がない」という。

また、「妻が怖い」という理由で、すぐには家に帰りたくないとする男性もいる。ある50代の會(huì)社員は、「帰りたくないから、まず外で一杯やる。妻と結(jié)婚して20年以上になるが、妻は今でも周りが驚くほどの美しさを保っている。でも、僕は完全に彼女の外見に騙された。妻は私に対して厳しく、とても怖い」と肩を落とす。

中には、生活の変化で、心の拠り所を失い、「フラリーマン」になってしまった男性もいる。

例えば、神奈川県の営業(yè)マン?山下さんは、3年前にペットが死んでしまったことで、「フラリーマン」になった。

小學(xué)生の雙子の息子がいる山下さんは、「家族の中での立場は、子供が一番で、次が妻、その次がゴールデンリトリバーで、最後が僕。以前は、毎日退社後は家に帰って子供と遊んで、犬の散歩に行って、また家に戻っていた。でも、テレビのチャンネル権は妻にあり、夜ご飯も息子たちが好きなものばかり」と説明。

「それが悪いというわけではなく、少なくとも犬の散歩をしているときは一人の時(shí)間を楽しむことができた。嫌なことがあれば犬に話したりするというのも、ちょっとした幸せだった」。

しかし、2014年に愛犬が亡くなって、それから全てが変わった。リラックスできる時(shí)間というと、トイレとお風(fēng)呂だけになってしまった。そして、いつの間にか、まっすぐ家に帰りたくなくなり、その日に終わらせる必要のある仕事がなくても、會(huì)社に殘りたくなった。

 妻たちの怒り

「フラリーマン」たちの発言に、妻たちはご立腹の様子で、「夜10時(shí)に、私が子供をお風(fēng)呂に入れて、寢かしつけると、図ったかのように夫が帰ってくる。そんな時(shí)は、本當(dāng)に腹立たしい」、「毎朝、早く起きてご飯を作ったり、子供の弁當(dāng)を作ったりとバタバタしている。學(xué)校に行く子供を見送るとき、夫がのんびりと新聞を読んでいる姿を見ると、本當(dāng)に怒りたくなる……」などと、不満を爆発させている。

ある看護(hù)師の妻は、夫について、「私は夜勤で、眠たくてたまらないのに、子供の世話をしている時(shí)に、あの人は自分が寢ることしか考えていない。夫が熟睡している姿を見ると、本當(dāng)に殺してやりたくなる」とおかんむりだ。

現(xiàn)在、「熟年離婚」を選ぶ女性も増えている。

「熟年離婚」が増えている理由について、夫婦の気持ちが離れ、互いへの思いが冷めてしまうことが理由と言われている。若い時(shí)は一生懸命仕事に打ち込む日本の男性は、退職すると毎日何もすることがなく、暇をもてあまし、家庭では「粗大ごみ」と揶揄される。加えて、離婚しても年金分割によって、妻も年金を受け取ることができるため、お金の心配をする必要もなく、悩むことなく「熟年離婚」を選択する女性もいる。

16年4月、「夫に死んでほしい妻たち」という本が発売され、日本の女性の間で大きな話題となった。ある女性醫(yī)師の集會(huì)では、多くの人たちが同書の作者に「夫に死んでほしい妻たち」というテーマの講演を行ってもらいたいとしていた。

文句を言うのではなく自分を変えようとする男性も

現(xiàn)代の日本社會(huì)では、全體的に見ると、依然として仕事の內(nèi)容は性別で決められる。しかし、女性の仕事に対する意欲が高まり、社會(huì)でも女性が活躍することが期待されるようになってきており、家庭と仕事を両立せざるをえない女性が増えている。このような狀況下では、男性も家事や育児を擔(dān)わなければならない。それにより、不満で一杯になってしまうという男性も増える。

家庭に対する不満だけでなく、女性びいきの社會(huì)に不満を抱いている男性もいる。映畫館には女性専用席があり、地下鉄には女性専用車両があり、メンズ用品は8階より上にしか売っていないデパートもある。そのため、「差別されている」と感じる男性もいる。

一方で、退職後に離婚してほしいと言われ、悲慘な老後を送るのを避けるために、妻との良い関係を取り戻そうと、一生懸命頑張っている男性もいる。

結(jié)婚後はずっと専業(yè)主婦という吉岡さん(65)は、家事と子供に自身の全てを捧げてきたにもかかわらず、誕生日や結(jié)婚記念日に対して夫は無関心で、プレゼントを贈(zèng)ってくれたことは一度もなく、夫への不満が爆発寸前となっていた。しかし、夫はそのことに気付き、退職後は料理教室に通い始め、家事も學(xué)ぶようになった。そのおかげで、今では、料理、掃除、ゴミ捨て、買い物など、ほとんどの家事をなんでもこなせるようになった。そのため、吉岡さんは、別の新しいことにチャレンジしたり、時(shí)々旅行に行く余裕もできるようになった。夫も家事をすることで、妻の大変さを理解し、妻を労わるようになったという。(編集KN)

「人民網(wǎng)日本語版」2018年3月23日

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