中國疾病予防控制センターは中國がんセンターが発表した2018年の最新の全國がん報告書を公開した。全國31省?直轄市?自治區(qū)の腫瘍登録所の資料を集めた同報告書は、中國の悪性腫瘍発生の現(xiàn)狀を詳細に示している。同報告書は、全國の悪性腫瘍新規(guī)診斷數(shù)は380萬4000人で、毎日1萬人以上、毎分7人のペースでがんが診斷されている計算になると指摘した。全國の悪性腫瘍のうち、最も多いのは肺がん。中國の肺がんの新規(guī)診斷數(shù)を見ると、非喫煙の女性の割合が上昇しており、喫煙者の米國人女性を上回っている。これはどういうことだろうか?そしてどのような原因があるのだろうか?人民日報が伝えた。
外部からの発がん要因のうち、最も連想しやすいのは受動喫煙。中國は世界で受動喫煙問題が最も深刻な國であり、7億人以上の女性と児童が、家庭內(nèi)や公共の場で長期的に受動喫煙の被害者になっている。研究によると、夫が喫煙者の場合、妻が肺がんになる確率は一般人の200%以上となっている。
中日病院胸部外科副主任の梁朝陽氏は、「受動喫煙で吸引する有害物質(zhì)は、能動喫煙を上回る。これはタバコに火をつけると、一部の発がん性物質(zhì)の含有量が、空気に漂う煙の方が喫煙者の體內(nèi)に吸い込む煙よりも多くなるからだ。例えば一酸化炭素の含有量は5倍、タールとニコチンは3倍、ベンゼンは4倍、アンモニアは46倍、ニトロソアミンは50倍だ。これらの物質(zhì)は非喫煙者の鼻から呼吸器內(nèi)に入れば、同じく気管の上皮細胞を損ね、がんを引き起こす」と指摘した。
もう一つの重要な発がん要因は、炒め物の油煙だ。研究によると、油で揚げたり、炒め物を作ることで、PM2.5の濃度が數(shù)十倍に上がる。
中國胸部外科肺がん連盟主席、首都醫(yī)科大學(xué)肺がん診療センター主任の支修益教授は、「中國特有の調(diào)理方法が、女性の肺がんを引き起こす重要な要素だ。女性の臺所にいる時間は通常、男性よりも長いため、有害ガスにさらされるリスクが大きい。肺がんの危険性もこれによって高まる」と説明した。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年4月13日
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