現(xiàn)在、中國(guó)成人の1日當(dāng)たりの塩分摂取量は10.5グラムで、「中國(guó)國(guó)民食事マニュアル2016」に記載されている6グラムの規(guī)準(zhǔn)をはるかに上回っている。

「調(diào)味料の王様」である塩は、味付けのほか、人間の體內(nèi)の酸性とアルカリ性のバランスを取り、胃酸の形成と食欲の増進(jìn)に役立ち、人間が生きていく上で必要不可欠なもの。

中國(guó)栄養(yǎng)學(xué)會(huì)によると、中國(guó)は現(xiàn)在、世界で塩分の摂取量が高い國(guó)の一つであることを明らかにしている。

塩の主要成分はナトリウムイオンで、中國(guó)栄養(yǎng)學(xué)會(huì)によると、ナトリウムを過(guò)剰に摂取すると、高血圧や心臓血管疾病、胃癌などの病気における重要な危険要素となり、人々の健康と壽命に影響を及ぼすという。

このように「減塩運(yùn)動(dòng)」を展開(kāi)する必要性が非常に高まっており、政府もすでに具體的な目標(biāo)を打ち出している。2017年7月に國(guó)務(wù)院弁公室によって発表された「國(guó)民栄養(yǎng)計(jì)畫(huà)（2017-2030年）」によると、2030年までに、中國(guó)國(guó)民の1日當(dāng)たりの塩分摂取量を20%低下させる目標(biāo)を?qū)g現(xiàn)させるとしている。

ではどのようにその目標(biāo)を?qū)g現(xiàn)するのかというと、私達(dá)が摂取する塩分のほとんどが家庭とレストラン、食品から摂取する。特に食品について、中國(guó)栄養(yǎng)學(xué)會(huì)理事長(zhǎng)である楊月欣氏は、市場(chǎng)で販売しているパック詰め食品、例えば醤油やスナック菓子、インスタントラーメン、ケーキなどの一部食品に含まれる塩分を減らす余地はまだあるとしている。

パック詰め食品の減塩を?qū)g施するため、2018年4月18日、中國(guó)栄養(yǎng)學(xué)會(huì)と中國(guó)疾患予防コントロールセンター栄養(yǎng)?健康所が北京で「中國(guó)食品工業(yè)減塩マニュアル」セミナーを共催し、中國(guó)初の「減塩マニュアル」を打ち出す予定だ。

マニュアルでは、食品企業(yè)が新製品を研究開(kāi)発することが奨勵(lì)され、技術(shù)改良やパッケージスタイル、賞味期間を改善するなどの減塩措置を検討している。

実は世界ではすでに半數(shù)以上の國(guó)が減塩運(yùn)動(dòng)を展開(kāi)している。フィンランドやイギリス、日本、オーストラリアなどの國(guó)の減塩運(yùn)動(dòng)はすでにすこしずつ効果が表れ始めている。

減塩は疾病リスクや発病率、醫(yī)療コストの抑制においてもその役割が期待されている。（編集HQ）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2018年4月28日