「ラオスにいったい何があるというんですか」の中國語版。(畫像は新経典文化から)
旅をする作家?村上春樹は1980年代から世界中を旅行している。そんな村上春樹の紀(jì)行文集「ラオスにいったい何があるというんですか」の中國語版「假如真有時(shí)光機(jī)」が最近中國で出版された。同作品には、アイスランドの首都?レイキャビクやイタリアのトスカナなど、7ヶ國11地域を旅した後に書いたエッセイが収められている。同作品で村上春樹は、「もしタイムマシーンがあって、一度だけ好きに使っていいと言われたら、僕は1954年のニューヨークのジャズ?クラブでクリフォード?ブラウン=マックス?ローチ五重奏団のライブを心ゆくまで聴いてみたい」としている。中國新聞網(wǎng)が報(bào)じた。
旅行に関して、村上春樹は同作品の中で、「遠(yuǎn)くにはいったい何があるのだろう?」という、多くの旅好きの人の思いに答えている。新経典文化出版から中國語版の同作品が出版されたことを記念するイベントがこのほどPageOne書店(北京坊店)で開かれた。
中國の作家?丁丁張さんが、「同じ環(huán)境の中にあまりにも長い間いると、麻痺してしまう。旅行に行くことの大きな意義は、環(huán)境、狀態(tài)を変えることができること。例えば、子供頃に初めて大雪を體験した時(shí)の感覚を思い出すことができる。旅行は、普通の事を新たな目線で見る方法を見付ける機(jī)會(huì)を與えてくれる」とすると、司會(huì)者の李小萌さんも、「旅行はその場(chǎng)所を通過するだけでは不十分。私は一つの場(chǎng)所にもっと長い時(shí)間いて、傍観者ではなく體験者になりたい。たとえばスペインの千年の歴史がある沼地に足を踏み入れ、車で石の道路を走ると、そのような環(huán)境と相互交流しているような気分になる」と話す。そして、「なぜ行くか分からないというのが、旅に出る理由」と村上春樹。
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