アラブ首長國連邦（UAE）公式訪問を終えた習(xí)近平國家主席は21日、5年余りで4回目となるアフリカ大陸訪問に入った。セネガル、ルワンダ、南アフリカ公式訪問、南アフリカ?ヨハネスブルグでの第10回BRICS首脳會(huì)議出席、モーリシャス友好訪問を行う。（文：賀文萍?中國社會(huì)科學(xué)院西アジア?アフリカ研究所研究員。人民日?qǐng)?bào)海外版コラム「望海樓」掲載）

今回の外遊は習(xí)主席にとっては今年3月の國家主席再任後初の外遊であり、中國にとっては國際情勢(shì)が深く変化する中、途上國に目を向けた重要な外交活動(dòng)でもある。アジア?アフリカの數(shù)多くの途上國との南南友好協(xié)力の発展は常に中國外交の重要な基礎(chǔ)であり、一層緊密な中國アフリカ運(yùn)命共同體の構(gòu)築を推し進(jìn)めることは、中國の特色ある大國外交の必然的要請(qǐng)であるのみならず、國際社會(huì)の中心へと歩みを進(jìn)める中國にとって歴史的責(zé)任でもある。

習(xí)主席が今回歴訪するアフリカ4カ國のうち、「西アフリカの門」セネガルと東アフリカ海岸に位置する「インド洋の真珠」モーリシャスは共に「21世紀(jì)の海のシルクロード」の重要な連結(jié)國であり、「海のシルクロード」との連結(jié)の中から自らの潛在的発展能力をさらに掘り起こすことを望んでいる。現(xiàn)在アフリカ連合（AU）の輪番議長國であり、中央アフリカと東アフリカを結(jié)ぶ內(nèi)陸國であるルワンダは20年近くカガメ大統(tǒng)領(lǐng)の指導(dǎo)下で卓越した発展の成果を得た。同國は「ルックイースト」政策及び國家統(tǒng)治と発展の道の探索において獨(dú)自の思考を體現(xiàn)してきた。アフリカ大陸の最南端に位置し、3回目の訪問となる「虹の國」南アフリカで習(xí)主席はBRICS會(huì)議の他に、ラマポーザ大統(tǒng)領(lǐng)と共に國交樹立20周年記念行事に出席する。

途上國の最も集中する大陸であるアフリカは、一貫して中國外交の「基礎(chǔ)中の基礎(chǔ)」だ。アフリカの西部、中部、南部、東部をカバーする今回の訪問はアフリカ大陸全體への訪問と言ってよい。訪問は9月の中國アフリカ協(xié)力フォーラム北京サミットに向けて共通認(rèn)識(shí)を一層形成し、アフリカ諸國首脳と直接意思を疎通し、中國アフリカ関係の一層の発展に向けた青寫真を描き、中國とアフリカの政治的相互信頼、発展における互助、理念の相互參考を深化し、一層緊密な中國アフリカ運(yùn)命共同體の構(gòu)築を推し進(jìn)める。

習(xí)主席による頻繁なアフリカ訪問は、中國アフリカ関係の急速な発展の背景と將來性を反映している。2000年の「中國アフリカ協(xié)力フォーラム」発足以來、中國とアフリカの協(xié)力は貿(mào)易、投資、請(qǐng)負(fù)協(xié)力、発展援助、人的?文化的交流、金融及び安全協(xié)力など各分野でいずれも飛躍的発展を遂げた。アフリカにとって中國は2009年に米國を抜いて以來9年続けて最大の貿(mào)易相手國であり、中國にとってアフリカは第3の海外投資市場(chǎng)、第2の海外建設(shè)請(qǐng)負(fù)市場(chǎng)となっている。2017年末までに中國の対アフリカ投資殘高は1000億ドル余りを超え、中國企業(yè)3500社余りがアフリカで投資?経営を行っている。

習(xí)主席は2013年と2015年のアフリカ訪問で「真?実?親?誠」の対アフリカ政策理念と「正しい義利観」、及び中國アフリカ「10大協(xié)力計(jì)畫」を打ち出すとともに、総額600億ドルの資金支援を決定した。近年、「一帯一路」イニシアティブのアフリカとの連攜に伴い、中國とアフリカの生産能力協(xié)力とインフラ整備がアフリカ大陸で盛んに実施されている。アフリカ諸國は一様に「一帯一路」建設(shè)への參加を、21世紀(jì)におけるアフリカ発展の重要なチャンスと見ている。歴史的に運(yùn)命を共にしてきた中國とアフリカの人々は「一帯一路」の接続を通じて、より緊密な中國アフリカ運(yùn)命共同體を構(gòu)築し始めると信じる。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年7月23日